“天使のチョコリング”で知られる名古屋の洋菓子店「Heart Bread ANTIQUE」が、新ブランド「Love Sweets ANTIQUE」という名称で、新食感の生ドーナツを発売。その名も、「とろなまドーナツ」。
この「とろなまドーナツ」は、スポンジケーキにムースをのせ、ゼリーやフルーツなど、様々なフレーバーを冷やして固め、口の中でとろけるように作られている。つまり、揚げても焼いてもいないドーナツなのである。
1日の売上総量はなんと約3000個。店舗は連日大盛況で、2時間待ちは当たり前。閉店時間は、20時半だが、連日18時には完売となる。13時に完売となった日もあったと言う
「揚げても焼いてもないドーナツは、ドーナツじゃない。」、「ドーナツの形をした普通のケーキでは」「というような声もあるが、数多くの感想が寄せられるということは、それだけこの生ドーナツに注目が集まっているということなのだろう。
「これがドーナツ?というぐらいやわらかくて生っぽい。」、「美味しかったけど、想像してた味とは違ってたかな?」など、興味深い感想が次々と寄せられる。入手困難なレアなものということもあって、Twitterなどネット上でも頻繁に話題に上る。
「とろなまドーナツ」は、全部で12種類(1個168〜189円)。フルーツ系は、木イチゴ入りのスポンジの上に木イチゴのムースとゼリーをかけた「フランボワーズ」、チーズムースにマンゴーをミックスし、スポンジをのせてゼリーで包んだ「マンゴー」のほか、「バナナ」、「青リンゴ」、「オレンジ」など計8種類(各189円)。生チョコレートを楽しめる「ショコラ」や抹茶ムースの中に小豆が入った「抹茶」(各168円)など、バラエティに富んだフレーバーがある。ピンクや黄色、オレンジなどとてもカラフルでメルヘンチックな商品には誰もが魅了されるに違いない。
現在「とろなまドーナツ」は、名古屋や関西中心の店舗でのみ購入可能である。東京で販売された時にどれだけの人が長蛇の列に並ぶのか、想像を絶するが、見た目からも味からも夢見る気分にさせられるこの生ドーナツの魅力は長時間並んで待つことも苦にならないものであるだろう。(酒井絵理子提供・亜遊民執筆)