みなさんは「機動戦士ガンダム」について、よくご存じだろう。日本の人気最高のアニメ作品として、1979年に初めて上映されて以来、あっという間に世界中に人気が広がり、アニメ自体だけでなく、ゲームやフィギュアなどの一連の派生商品が注目を集めている。一部の大学では、教授がガンダムを授業の教材に使用しているという。好きなアニメの関連商品を買うことは、すでに習慣となり、文化ともなっており、日本の代表的なアニメキャラクターの一つであるガンダムシリーズは、関連産業の売り上げがたいへんよく、人々の注目を浴びている。
今年の11月22日に玩具メーカーのバンダイが開催した「ガンプラEXPOワールドツアージャパン2012」は、東京・秋葉原のUDXビル2階のアキバ・スクエアで開幕した。開催期間には、バンダイが過去に作ったガンダムシリーズのモデルだけでなく、未公開のモデルも多数展示されていた。あまり見られない珍しいガンダムグッズを販売していたので、多くのガンダムファンが早くから長い列を作っていた。
このイベントで最も注目されていたのは、23日から発売された新製品「RGZガンダム」である。当日会場では、RGシリーズのスライド写真も映し出され、大スクリーンにはアニメとほとんど同じ大きさのRGZガンダムの姿が出現し、機動戦士の形から飛行機の形に変身する全過程を見ることができた。新製品の「RGZガンダム」は原型の144分の1の大きさだが、アニメと完全に同じように変身することができる。バンダイによれば、RGシリーズはバンダイが30年以上にわたって作り上げてきたガンダムシリーズのすべての技術の結晶であり、このRGZガンダムは多くのガンダムファンに新鮮な感動を与えるだろうとのことである。
25日のガンプラEXPO最終日には、人気グループSKE48のダブルセンターの一人である松井玲奈がプレゼンターとなり、来場者が、展示されている30点の作品からガンダムビルダーズワールドカップに参加する日本代表の作品を選出した。松井玲奈は、「ベースは同じなのに、作る人によっていろんなふうになるのが面白い。自分もただ組み立てるだけじゃなくて、ジオラマなどを細かく研究してみたい。」と語った。世界を席巻するガンダムブームは、これからも続いていくだろう。我々も細部にまでこだわって、ガンダムの与えてくれる楽しさを体験していきたいものだ。(Luc執筆、撮影)