2008年1月11日第1号(通巻第108号) 毎週金曜日発行 ブログ 中文簡体 中文繁体 バックナンバー
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新進作家3名の作品を3ヶ月にわたって展示。独自の作品は迫力満点。

1/11(金) 「第2回 shiseido art egg 展」資生堂ギャラリー

愛犬と一緒に過ごせるイベントが実現。ファッションショーやカフェ、グッズ販売など盛りだくさん。
1/12(土) 「ニューイヤー ドッグ・パーティー」 お台場
手すりの彫刻や照明器具などをじっくり鑑賞でき、この期間だけ写真撮影もできる。

1/13(日) 「アール・デコ−家族でパチリ!写メもOK」

ホテル内のレストランを利用すると無料でライブが楽しめる。日替わりで1日3組の芸人がステージを繰り広げる。

1/14(月) 「舞浜爆笑ライブ ホテリゾ2008」 舞浜

ギリシャや南仏の美しい風景を色鮮やかなガラス絵で表現。
1/15(火) 「坂口紀良ガラス絵展」 銀座・木田画廊
その時代の旬な男、話題の男、世の評判をさらった男たちを納めた写真が一堂に展示される。
1/16(水) 「立木義浩写真展「時代のおとこ」」 新宿
ロイターの写真集「THE STATE OF THE WORLD 揺れ動く世界」の発売に伴い写真展が開催される。
1/17(木) 「THE STATE OF THE WORLD 揺れ動く世界」
 

新春の和風デザイン

新年になって、また新しい試みが始まった。原宿のアートスペース、デザイン・フェスタ・ギャラリーで、「2008年新春デザイン・フェスタ流 和の世界!」という展覧会が、にぎやかに行われている。糸や織りの魅力に溢れる織りアート、日本文化の様々な面を表現した立体や絵画、和風の素材を生かした洋服、和洋折衷のフィギュアなど、個性的な作品が集まった。

【1月10日〜12日 アサツ・ユウミ「yellow」(絵画/立体/ファッション)】日本国内だけでなく、オーストラリアやスペインなどでも展示を行っている。「日本人の体に染み付いている文化や思考」をテーマとして、自身が強く感じる日本文化の局面を表現している。

【1月10日〜16日 koto「コトノワ」(写真/ファッション)】アパレル業界で働きながら、独自のテイストを生かしたブランドを打ち出している。和服の素材やレースを利用して、世界でたった一つの洋服や小物を製作する。和服のデザインの美しさによって、ファッションデザインの世界を開拓している。

【1月10日〜16日 YASUHIKO ITO「WASHI Art Evolution」(和紙のちぎり絵)】 昨年オーストラリアで発表した作品は、国内外で高く評価された。空間の中にある物の距離感・光の表情や緊張感などを、どこまで表現できるかに挑戦し続けた作品は、リアルなものに対する細部の追求を感じさせる。

【1月10日〜16日 蝶子(絵画/立体)】看護師歴10年の作家。自分を見つめて自由に、下書きもなく印象に任せて完成させた作品だが、不思議と何かの形になっていく!心の深いところから湧き出してくる欲求に素直に従うのが、作品製作のコンセプトである。

【1月10日〜16日 KARO GARO(軽々)「和メン」(立体/フィギュア)】東西の文化を融合した、一度見たら忘れられないお茶目なフィギュアたち。日常生活で見慣れたものに表情をつけ、「和」の雰囲気いっぱいのキャラクターが織り成す快適な空間を作り出している。

【1月10日〜16日 堀口成依(織り)】インスピレーションをデザイン画にして立体的な作品にする織りアートは、鮮やかな色、柔らかい質感、光の透明感と浮遊感で人々を魅了する。手作りの暖かさが、不思議な気持ちにさせてくれる。

【1月10日〜16日 MOCO WORLD「Nothing is more precious than……」(立体/インスタレーション】plyture=ply(多層)+future(未来)、つまり「幾重にも重なった未来とカタチ」がMOCO WORLDのコンセプトである。今回は新作「Drop in」を展示する。

【1月11日〜13日 もんちほし(イラストレーション)】絵の中にたたずむ女性たちは、溢れそうなものをかかえて呑み込もうとしたり、何かを全身で受け止めようとしたり……彼女たちの動作や表情、細い肩や背中から、独特の色香や強さやはかなさが感じられる。

【1月11日〜13日 きものりめいく(雑貨/ファッション)】ku-fu「福」fu-kuの福きたる!和服をリメイクして作った服や小物、ビーズやスパンコールやレースや布を使ったフォトフレームなどを展示、販売する。

【1月12日〜13日 ちょめとぴも(イラストレーション/パフォーマンス)】「ちょめ」と「ぴも」の二人の女性が、自分たちを透明なケースの中に入れ、内側から絵を描くアートパフォーマンス。観客は外から彼女たちのすてきな姿とアート作品を楽しめる。

期間:2008年1月10日〜16日午前11時〜午後8時
場所:デザイン・フェスタ・ギャラリーWEST(東京都渋谷区神宮前3-20-18)デザイン・フェスタ・ギャラリーEAST(東京都渋谷区神宮前3-20-2)

(C)2008 Design Festa Ltd.

Design Festa Planet 04公式サイト
  http://www.designfesta.com/jp/dfg/planet/(日)
  http://www.designfesta.com/02_en/00_g_e/planet/(英)

 

去年の人気サイト

ヤフージャパンでは、先日「WEB of the YEAR 2007」のノミネートサイトを発表し、去年日本で話題になったサイト、ネットワークサービス、ブログ、そして現実世界でブームになってアクセスが増大したサイトなどについてまとめた。そのうちの大多数は、この「東京流行通訊」でご紹介したものである。それらを以下に分類してみた。

iPhone】2007年6月29日にアメリカで販売が開始された「iPhone」の公式サイト。【Wii】これまでのコントローラとはまったく異なる操作が特徴的な家庭用ゲーム機。

Google Earth】地球の外から世界中を眺められる地図ソフト。【初音ミク】(メロディーを打ち込み、歌詞を入力すると、仮想のアイドル「初音ミク」が歌ってくれるボーカル音源ソフト。

Second Life】三次元仮想空間で、現実世界と同じような生活ができるサービス。【YouTube】気軽に動画をアップロードして、不特定多数のネットユーザに公開できる動画投稿サイトの草分け。【ニコニコ動画】アップロードされた動画に書き加えられた標語を読みながら動画を楽しむことができる動画投稿サイト。【Rimo】投稿動画サイトにアップロードされた動画を自動的に連続して楽しめるサービス。

顔ちぇき】携帯で自分の顔を撮影して送ると、それに似た有名人を教えてくれるサービス。【脳内メーカー】名前を入力して「脳内」を押すと、自動的に「悩」「欲」「金」などの脳内イメージを表示してくれるサービス。

となりの801ちゃん】28歳の会社員が、自分の彼女の不思議な生態を描写したブログ。【よしたにの出版できるかなぁ】シリーズ累計で50万部を突破した「ぼく、オタリーマン」の公式サイト。

やわらかアトム】ライブドアの「やわらか戦車」と手塚プロダクションの「鉄腕アトム」がコラボレーションして生まれた新キャラクター。

twitter】「一言ブログ」とも呼ばれる。気ままに短い文を書き込むことによって、自分の今の気持ちや近況を他人に伝えるサービス。【Yahoo!みんなの政治】日本の政治に関する情報サービス。

(C)2008 SOFTBANK Creative Corp.
WEB of the YEAR 2007 http://woy2007.sbcr.jp/nominate/
 

水陸両用タクシー

水上も走ることのできる水陸両用の観光タクシーが、昨日(1月10日)大阪市内に登場し、正式に営業を開始した。

これはドイツから輸入された、ダムの防災や調査に使用される四輪駆動の水陸両用のRV車で、全長約4.7メートルである。車体の下部が密閉され、水に入ると自然に浮く。最高時速は陸上で140キロメートル、水上では15キロメートルである。五人乗車することができるが、水陸それぞれの運転手が必要なので、乗せられるお客は三人である。

この水陸両用の観光タクシーは、主に大阪市都島区・北区の毛馬桜之宮公園周辺を走り、その間を流れる大川観光をしたり、公園付近をドライブしたりする観光客を乗せる予定である。「日本水陸観光」では、大阪で有名な道頓堀や大川などの周遊を中心とした予約サービスを行っている。費用は一時間約1万円である。国土交通省近畿運輸局は昨年末、「日本水陸観光」に対して事業運営に必要な緑ナンバーを公布した。これは、この試みが国の認可を受けたことを意味している。

水陸両用の観光タクシーは、すでに水陸両用観光バスの導入に成功しているNPO法人「大阪・水かいどう808」の理事長、須知裕曠氏らが購入し、旅客用に改造したもので、「大阪の観光活性化を促進」するために「大阪観光の目玉とする」ことを目的としている。「大阪・水かいどう808」では去年の夏、アメリカから輸入した水陸両用バスを大川周辺に運行させている。

(C)2008 OSAKA MIZUKAIDO808
大阪・水かいどう808公式サイト http://www.mizukaido808.com/index.html

「広辞苑」の新版登場

去年のクリスマスの日(12月24日)、東急東横線の渋谷駅ホームの壁面いっぱいに、日本では「国民的辞典」と言われる「広辞苑」の超巨大広告が出現し、みんなをあっと驚かせた。これは、「広辞苑」第5版に掲載された計23万の単語とそれに対する説明をすべてコピーして、18枚の巨大なポスターにしたもので、今も行き交う人々の視線を集めている。

今日(1月11日)販売が開始された最新版の「広辞苑」第6版は、岩波書店が10年をかけて編集したものである。この版は最新の情勢に対応するために、1万の新しい単語や地方語を収録し、24万もの単語を収録している。今回の巨大なポスター広告を製作するときには、第5版の入稿工程が旧式だったため、コンピュータのデータを使用することができず、全3010ページの内容を一枚一枚スキャンして、実際のサイズの半分に縮尺しており、細かい単語がまるで模様のように見える。ホームでは近づいてのぞきこみ、通行を妨げている人も多い。

「広辞苑」の執筆に参加したのは、国語、経済、物理、コンピュータなどの分野の専門家で、大学の先生、企業の研究員、ジャーナリストなど各分野の精鋭が集まっている。この第6版を完成するために、160名以上の専門家が集められ、何年もかけて作られた。今回の改訂ではページ数が大きく増加したが、本が厚くなりすぎると読者に嫌われる上に、製本機器の関係で8cm以上の厚みの本は作れないので、破れにくく裏側の字が透けて見えない薄い紙を特別に使用し、何度もテストを行った。百人を超える専門家が、10年の期間を費やし、最新の技術を使う……本当に「広辞苑」の重みが感じられる。

(C)2008 Iwanami Shoten. Publishers.
岩波書店「広辞苑」公式サイト http://www.iwanami.co.jp/kojien/

海外に伝わったあゆの声

歌手デビューして今年で10年になる浜崎あゆみが1月4日、ファンクラブの会員制ウェブサイト「Team Ayu」で、「去年耳の検査をしてもらったのだけれど、左耳はもう完全に機能しておらず、治療の術はないと診断されたんだ」と自らの病状を明らかにした。「それでもやっぱり、私はボーカリストであり続けたい。だから、残されたこの右耳がいけるところまで、限界まで、歌い続ける」彼女は8年前に突発性内耳障害を患ってコンサートを延期したこともあった。

日本国内で一番早く1月7日にこのニュースを伝えたのは、産経新聞のウェブサイトだった。その後、各スポーツ新聞や様々なサイトで次々に伝えられ、テレビのワイドショーでも大きく取り上げられた。

だが驚いたことに、日本のメディアが報道する半日前、つまり1月6日の10時20分ごろに、中国の「信息時報」がすでにこのニュースを伝えていたのである。その後、新華社のサイトにもこのニュースは掲載された。また、同日の12時半には、中国国際放送の英語セクションが配信した記事が新華社の英語版サイトに掲載され、英語圏にも広く伝わった。日本のネットユーザには、この英語の報道で浜崎あゆみの病状を知った人も多く、2ちゃんねるをにぎわせた。日本のスターのニュースを、日本語メディアより中国語メディアが先に伝えるというのは非常に珍しいことである。

これまでは、日本のスターが病気を公表する場合、所属する芸能事務所を通じて国内のマスコミにファックスを送り、それが外国のメディアに伝わるというのが普通だった。しかし、今回浜崎あゆみは、まずファンクラブのサイトに病状について公開したのだ。「私はいつだって、できる限り自分の言葉で自分の想いを正直にみんなに伝え続けてきたつもり。だから書くね。愛する家族たちやスタッフたちにも伝えずに、私の胸にだけ秘めていた事を」浜崎あゆみはネットを通じて、海外に向かって自分の声を伝えるのに成功したとも言えるだろう。

(C)Photo by NEWSIS

浜崎あゆみ公式サイト http://avexnet.or.jp/ayu/index.html (日、英、中)

それはいつもとは違う冬の朝だった。輝いていた星の光が、ほの暗い空の果てでしだいに微かになっていく。海はこれまでと変わらず絶え間なく波を岸に打ち付けている。カモメたちは身を縮め、曲がりくねったロープの上にならんでうたた寝をしている。肌を刺す冷たい海風を受けて、数人ずつの人影が暁のほのかな光を受けた晴海埠頭にたたずんでいる。

海と空のさかい目がゆっくり赤みを帯びて、海の色もしだいに漆黒から深い青に変わっていく。空と海の微妙な色彩の調和が、人々を陶酔させる。太陽は確かにゆっくりと水平線から昇っているが、厚い雲に覆われているために、雲の輪郭だけにまぶしい金色の光を与えている。夜が残した最後の暗闇が静かに燃え尽き、太陽がまるで重い荷物をゆっくりおろすように雲の覆いから顔を出す。その瞬間、真っ赤な太陽が発する光が、私たちの目には痛いほどまぶしかった。

海の上の雲の色が急激に変化する。淡い赤からオレンジ色に変わり、さらに微かな白が加わり、果てしない水色と融け合う。灰青色の海水も赤く染まって赤い鱗のように波を立て、そこに朝焼けに色づいた雲が映る。やがて太陽の金色の光が、あたりいっぱいに広がっていく。朝の風は依然として冷たいが、長い間待ち続けていた人々は喜びの声を上げ、その熱狂的な気分にかもめが驚いて飛び立つ。

たった今鳴った、NHKでおなじみの108つの除夜の鐘の最後の一つの余韻が残るような気分の中で、東京湾に停泊している巨大な船が、心に響くような汽笛を鳴らした。広くはるかな地平線から無限のエネルギーを集めて、未来に向かって解き放つように。

それはいつもとは違う冬の朝。2008年の最初の朝日と共に、私の日本で20回目の新年が始まった。

→「週刊東京流行通訊」に新年のご挨拶を申し上げます。ますます発展して、豊富で多彩な日本の流行情報を伝えてください。【北京テレビ局 乃馨

←ご声援ありがとうございます。この小さなメルマガも4年目に入り、今年はさらに大きな飛躍をすることを期しています。みなさんの貴重なご意見やご提案をお待ちしています。

→フリーペーパーを発行されてはいかがですか?これだけすばらしい内容なら、広告が集まらない心配はないと思いますが。【広州 柯暁露

←どこへ行っても、フリーペーパーは大人気になっていますね。電子メディアと紙のメディアで同時に発信するかどうかについて、現在模索中です。

→近々友達が、東京に視察に行きます。私は日本に八年間住んだ経験がありますが、ここしばらく行っていなくて最近のことがわかりません。見に行く価値がある新しいタイプのショップや建築物にはどんなものがあるか、知りたいのですが。【台湾 fei

←「在路上我的似水年華」というブログはなかなかすばらしく、その中に筆者の東京での視察記録や美しい建築物の写真が載っています。きっと参考になるでしょう。

 

日本一のミスキャンパス 全国58大学からミスキャンパス日本一を決める「Miss of Miss Campus Queen Contest」の決定戦が先月23日行われた。審査員が満場一致で法政大学3年の鷲尾春香さん(20)がグランプリに選ばれた。女子アナウンサー志望でだが、すでにBSフジ「BSニュース」で学生キャスターを務めている。将来は高島彩アナウンサーのようになりたいと話す。

日本一低い山
日本一低い山は香川県東かがわ市にある「御山」で、標高わずか3.6メートルである。2004年に標柱を建立し、案内標識や進入口を整備して以来、来訪者が徐々に増えた。今年1月2日には、開山以来2年1ヶ月あまりで3千人を突破し、認知度の高まりを裏付けた。その節目にこれまでの木製標柱を御影石製に変更したという。

 
 
ALAYA