2010年4月9日第13号(通巻第212号)・FOR LADY ・




【photo by Kazuhiro Matsumoto】

4/9(金)「生誕70周年記念 奇跡のブルース・リー展」(〜4/10) 六本木ヒルズumu

4/10(土)美濃まつり
岐阜県美濃市八幡神社

4/11(日)「縞々 ─ 私はタマネギを食べられない」
ギャラリー・マキ

4/12(月)武田24将騎馬行列
山梨県甲府市武田神社

4/13(火)伊藤福紫 展(〜4/30)ベイスギャラリー

4/14(水)春の高山祭(山王祭)(〜4/15) 岐阜県高山市

4/15(木)「第35回木村伊兵衛写真賞 受賞作品展」展(〜4/26) コニカミノルタプラザ

4/2(金)風のイタズラで優木まおみがモンロー・ポーズ!?

4/3(土)東京・文京区長が約2週間「育休」取得へ

4/4(日)新宿に巨大「ゴジラ」(松井)上陸

4/5(月)初音ミク「あかつき」に搭乗!「種子島」で実機を見てきた

4/6(火)AKB48、新アルバム「神曲たち」初登場1位

4/7(水)三重ブランドネイルアート、本真珠が指先飾る

4/8(木)アクアスタジアムが5周年 フルーツポンチ応援

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季節感のないファッション

桜が満開の季節になった。街の女性たちは軽やかにレースやシフォンのスカートを身につけて、楽しそうに連れ立って歩き、その姿は春らしい東京に美しさと活力をもたらしている。これで手にしたコーヒーカップから白い湯気が上がっていなければ、目の前の情景を見ても、4月初旬の空気にはまだ寒さが残っていることを忘れてしまうだろう。
 
しかし女性たちは、気温の上がるのを待ちきれずに早々と春の装いをしているというわけではない。今や、軽く柔らかいシフォンのスカートは、一年中クローゼットに入れておくべき必需品であり、ショップでも年間を通してそのかわいらしい姿を見ることができるのだ。春夏秋冬いつでも、晴れても雨でも雪でも、東京の街を歩けばシフォンスカートに出会える。そして女性たちは、美しさのために寒さを我慢しているというわけでもない。服をうまく組み合わせることによって、寒さから身を守るだけでなく、シフォンスカートに季節に合った温かさももたらしているのだ。寒い冬には、ファーやブーツを合わせて保温すると同時に、シフォンスカートの甘さを抑え、セクシーで個性的な美しさを加える。早春になると、黒のレギンスが必需品だ。そこに短めのGジャンを加えれば、突然の冷気にも対抗できるし、清潔で新鮮な印象を与えることもできる。
 
シフォンスカートのように、すでに当たり前になってしまったものだけでなく、高度な組み合わせによるファッションが豊富な想像力から生まれて、「季節感のないファッション」は極限まで進んでいる。ファー+ミニスカート+サンダル、あるいはサングラス+Tシャツ+ショートパンツ+ブーツなど、これは一体どういう季節感なのだろうか?編んだバッグにモコモコをあしらったものや、足の指が出たブーツ、厚いニットのマイクロミニのショートパンツ、これらはいつ身につけるべきなのだろうか?
 
女性たち自身が作り出したと言えるのかどうかもよくわからないこのファッションが、今では全国に広がっている。ある調査によれば、10年前に比べて日本のショップの夏物バーゲンは7月から5月に早まっているそうで、このことが消費に対する刺激になっており、季節感のない服装への需要の裏づけともなっているようなのだ。今月のファッション雑誌の表紙を十数年前と比較してみると、モデルの服装も明らかにずっと薄手のものになっている。
 
季節感のない服装が大いに流行している原因については、女性たちの美に対する追求だけでなく、ファッション業界が新しい技術で保温機能や清涼感のある素材を常に開発しているために、服装に対する温度の制約が次第に少なくなっているということもあるようだ。また、これは非常に重要な点だが、東京の発達した地下鉄路線によって、外出しても外をあまり歩かずに済み、いつも春のように暖かくはなくても、屋内の空調によって快適な環境にいられるようになり、ファッションの選択もますます自由になっているのである。(小林和久提供)

今年は「ブーサン」が流行 http://news.livedoor.com/article/detail/4673772/

奥山の大木、里にくだりて神となる。諏訪大社「御柱祭」

山から切り出された「御柱」が、最大傾斜35度の急坂を、人を乗せて滑り下り、凍える雪解け水の溢れる川を渡り、諏訪大社を目指す。諏訪大社は長野県の中央に位置し、東国第一の軍神として、源頼朝・武田信玄・徳川家康ら多くの武将たちの崇敬を集めた。現在では、日本全国に1万社以上の分社があるといわれている。

御柱祭は、7年ごとに1度行われる祭で、「日本三大奇祭」の一つともいわれる。重さ10トンを超える巨木を山から切り出し、20キロあまりの工程を人力のみで曳いていき、社殿の四隅にある御柱を建て替えるまでをいい、その起源は記録に残る限りは、804年桓武天皇の時代にまで遡る。現在でも、地元の氏子20万人以上と、訪れる観光客がこぞって参加し、熱中する一大行事である。

4月2〜4日に行われた、祭の前半「山出し」の見せ場は、人を乗せたまま急坂を下る「木落とし」だ。数万人の観衆を前に、坂の上から徐々に姿を現す御柱。木遣りとラッパで心を一つにし、大勢の若衆を乗せたまま、御柱を一気に急坂へと落とす。合図に合わせ、他の氏子たちとともに綱を曳くと、御柱は左右に揺れながら勢いよく坂を滑り落ちる。沸き起こる拍手と歓喜の声で、あたりは熱気と興奮に包まれた。

続いて、御柱を川の雪解け水で洗い清める意味があるといわれる「川越し」。水温10度以下の身を切るような冷たい流れに、まず旗を掲げた若衆が飛び込み、続いて、御柱が豪快な水しぶきとともに水に落ちる。皆ずぶ濡れになりながら御柱とともに川を渡る姿はまさに壮観。私も氏子の1人として7年振りに綱を曳いたが、この感覚は他では決して味わえない特別なものだ。

5月2〜4日には、祭の後半である「里曳き」が行われる。境内に曳きつけた御柱を社殿の四隅に立てる「建て御柱」で、祭はフィナーレを迎える。ここでも御柱が人を乗せたまま徐々に角度を上げていき、最後に垂直となる様は圧巻だ。7年に1度の天下の大祭、ぜひ体感してみてはいかがだろうか。(長田潤執筆・撮影)

「御柱祭」公式サイト http://www.onbashira.jp/(日・英)

世界に進出する「料亭」

日本の高級料理というと、和食に詳しい人なら「料亭」という言葉を思い出すだろう。一般庶民にはちょっと足を踏み入れにくい料亭の中でも、最も有名なのが「吉兆グループ」である。吉兆は1930年の創立で、当時はわずか9平方メートルの店舗だったが、移転、大空襲、戦後の再建を経て、現在では京都、大阪、東京、神戸などの主要な大都市に多くの支店を持つグループ企業となっている。

料亭で出される料理の多くは、日本の伝統的宮廷料理、貴族が楽しんだ本膳料理、そして江戸時代に確立した一般民衆の宴会料理である。吉兆では、日本の茶席料理である茶懐石の深い影響を受けつつ、この三大料理を融合し、メニューの組み合わせや部屋の雰囲気、部屋に置く装飾品などにも気を配り、食事をするお客様によって部屋のしつらえも変えている。吉兆の各店舗は、一貫して政府首脳や要人を接待する料亭なのである。

さて、ミシュランの三つ星シェフである徳岡邦夫さんがプロデュースする店が、2010年5月2日にシンガポールに開店することになった。徳岡さんは1960年大阪生まれ。吉兆の創始者である伝説的人物、湯木貞一氏の孫に当たる。高校を卒業し、僧侶としての修行を積んだ後、湯木門下に入り、東京と大阪の吉兆で修行を重ねてから、京都の吉兆に入った。

徳岡さんは父親の徳岡孝二氏の厳しい指導を受け、1995年から京都吉兆嵐山本店の料理長として第一線で活躍している。2004年と2006年には、スローフード協会が主催する味覚の博覧会で日本を代表して料理を披露し、大きな反響を得た。また、「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE」では、料理に対する独創的な考え方と高い技術によって、世界の注目を集めた。

徳岡さんは、京都の老舗における「一見さん(なじみではない客)お断り」という伝統的なしきたりを打ち破った。また、より多くの人々に吉兆の料理を知ってもらうため、シンガポール店で使用する素材は、日本の伝統的な食材にこだわらない。こうして国際的な視点からも日本料理を見直そうとしており、日本料理の世界に新風を巻き起こすことになるかも知れない。

また、丹念に考えられた料理だけでなく、三人の日本の芸術家が、徳岡さんの提案する江戸期に流行した「琳派」をインテリアのテーマとして、和紙、土壁、盆栽、苔などを使って、日本の伝統美をモダンに表現する。日本の食材と伝統的な調理法、そして日本風のもてなしの心が、異国シンガポールでどのように受け入れられるか、大いに期待したいものだ。(ff執筆)

写真提供:kunio tokuoka

京都吉兆 三代目徳岡邦夫のブログ http://kyotokitcho.seesaa.net/

カピバラさん

カピバラさんは、ミドリノ草原でなかまたちと一緒に暮らしている。温泉に入ること、草を食べることが大好きで、それ以外は基本的にぼーっとすごしているか、すうすう寝て過ごす。

これは、株式会社バンプレストの女性だけで構成されたチーム「トライワークス」によって開発された、カピバラをモチーフにしたキャラクターで、メインキャラクターの「カピバラさん」をはじめ、「ホワイトさん」、「リーゼントくん」など様々なキャラクターが形成する世界観が、女性を中心に幅広い層から人気を得ている。ぬいぐるみはもちろん、生活用品から書籍まで様々なグッズ展開をしているが、去年東京で行われたイベントでは、5時間も経たないうちにほとんどの商品を売り切るほどの人気ぶりだ。

今年はカピバラさんが誕生して5周年にあたり、キデイランドでは大がかりな記念販売イベントを行っている。3月27日から4月下旬まで、原宿店では様々な限定商品が販売されている。1000円の買い物でステッカー、2000円以上でエコバッグがもらえる特典付きだ。4月10〜11日には、運がよければ、原宿店に遊びに来たカピバラさんに会えるかも知れない。

【カピバラさん人気商品ベスト3】
1位:カピバラさん DECOチロルチョコ 全45種類 1個63円
2位:原宿店限定カピバラさんポストカード 1枚157円
3位:カピバラさん原宿店限定クッキー 5枚550円

【エキュート大宮限定商品】
カピバラさん大宮限定クッキー 5枚550円
車掌カピバラさん缶バッジ 210円
車掌カピバラさんポストカード 157円(緋梨執筆)

(C)TRYWORKS 写真提供:株式会社キデイランド広報部

キデイランド/カピバラさん祝5周年 http://www.kiddyland.co.jp/event/kapi_hicheez/

「吉野家」はどこへ行く

20世紀の終わりごろ、百年の古都北京に、初めて日本のものとまったく同じ看板がかけられた。それは、「KFC」や「MAC」をわざわざ「肯徳基」や「麦当労」などと書き換えるのと違って、オレンジの地色に「吉野家」の文字が和風の字体で書かれており、漢字伝承の歴史を意味すると同時に、中国のファストフード市場に東アジアの米食文化が登場したことを告げていた。

20年ほどの間に、吉野家は中国全体で150以上の店舗を持ち、誰でも知っている店になったばかりでなく、経営管理が成功したことでも有名なブランドとなった。昨年、北京吉野家快餐有限公司は「中国チェーン業界大会」で「中国小売業最優秀賞」を受賞し、飲食チェーン企業がこの賞を受賞するさきがけとなった。今月、中信出版社が出版した「吉野家的逆境経済学」は、たいへん大きな話題になっている。

ところが、日本の本家「吉野家」は運に恵まれず、苦しい道を歩んでいる。今年2月期の決算では、赤字が当初の13億円から89億円に膨れ上がった!これは2005年に狂牛病問題で牛丼の販売が停止された時より深刻で、1990年に吉野家が株式上場して以来、最悪の状況になっている。起死回生を期して、吉野家は4月7日から13日まで、牛丼を270円に値下げした。ところがライバルの「すき家」は直ちに、4月9日から21日まで、「松屋」は4月12日から23日まで250円に値下げという手段で迎え撃った。驚きの声が上がり、掲示板やブログには「悲惨な状態の吉野家」に関する様々な書き込みが溢れかえった。

デフレと需要不振の日本では、顧客を引きとめるためにファストフードチェーンはそれぞれ苦肉の策を展開している。コストもいとわずにメディアに次々広告を出したり、量は変えずに大幅な値下げを行ったりして、価格競争によって牛丼業界のライバルたちが首を絞めあうような結果になっている。だが直接の影響を受けるのは、減俸されたりリストラされたりする一部の従業員たちなのだ。値下げに喜ぶ声の中で冷静になって考えることは、この武器なき戦争が果てしなく続いていったとしたら、消費者は最終的に本当に「漁夫の利」を得ることができるのだろうかということである。

ネットの掲示板を見てみると、「安すぎると、食べていても不安になる」「やっぱり500円ぐらいが妥当なのではないか」など、客観的な意見を持つ人も少なくないのだ。中国の平均的物価は日本の十分の一程度だが、吉野家の販売価格は日本での価格とほぼ変えていない。それでも「高すぎる」と非難されないばかりか、早くて便利でおいしくて健康的ということで人気を博している。ただただ値段を下げる方法だけではなく、創意によって困難を抜け出す方法もあるに違いない。吉野家の中国での成功が、本家に対して何か有益な啓示を与えることはできないだろうか?(姚遠執筆)

Photo by Yao Yuan

景気低迷の今、外食産業はどう戦うべきか http://www.data-max.co.jp/2010/03/1_252.html

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