2012年4月13日 第14号(通巻第308号)

「一生もの」のHotman

連続20年使用しても変形せず、柔らかさや弾力を保ち続けるタオルがあると聞いたら、みなさんは信じられるだろうか?何とHotman(ホットマン)のタオルはそれを実現しているのだ。

Hotmanはもともと144年前に創業し、当時は青梅で絹織物と綿製品を作る工場であった。1970年代になり、日本のタオル産業がまだあまり発展していない中で、欧米レベルの高品質のタオルを製造することを目標とし、東京の六本木に販売店第一号を開設した。それ以来Hotmanが正式なブランド名となった。そしてプリント、染色、刺繍などの技術を改善しながら、工場規模を次第に拡大すると共に、ドイツ企業からヨーロッパの伝統的なハンドメイドの設備と技術を導入して、企画、製造から販売まですべての分野を発展させ、ついに現在のような有名な高級タオル企業となったのである。

Hotmanについて最も印象深いのは、「100%純日本製」という点である。よく知られているように日本の人件費は非常に高く、そのため多くのアパレル企業や紡織企業は、工場を周辺の人件費の安い国に移転している。だがHotmanは常に高品質な製品へのこだわりを持ち続け、原材料を精選し、稀少で珍しい超長繊維綿を使用して、「東京製のタオル」だけを販売し続けている。そして繰り返しテストを重ねて製品を改善し、デザインが精緻で美しいだけでなく、吸水性、耐用性および柔軟性に優れた高級タオルを作り出している。一枚のタオルを子どもの時から20年間使用して、柔軟剤を使わなくても感触がよく、何度洗っても変形もしないし硬くもならないと語る顧客も多く、Hotmanのホームページには「子どものときに使っていたタオルを結婚式にも持っていって下さい」と書いてあるそうだ。

このように深く信頼されているタオルブランドの一号店である六本木店が、今年40周年を迎える。Hotmanに対するこれまでのお客様の愛顧に感謝して、4月1日から12月31日までの9ヶ月間、過去/現在/未来をテーマとした「時間旅行〜Time Travel Ticket」という記念イベントが開催される。40周年記念限定商品を買うこともできるし、この期間に5回買物をした人は「2013年ホットマンカレンダー」と豪華賞品が当たる応募ハガキがもらえる。特賞は、澄み切った空気と満天の星空を味わえる静かな旅館に1泊できるペアチケットで、その他にもHotmanの各種高級タオルセットをもらえるチャンスがある。また、一万円分(指定商品を含む)購入した人は、40周年記念プレゼントを無料でもらうことができる。(Michelle執筆、 Yao Yuan撮影)

Hotman http://www.hotman.co.jp/


「アディダス ブランドコアストア 新宿」オープニングイベント

マルチスポーツブランドのアディダス ジャパンが4月6日、新宿に新型直営店「アディダス ブランドコアストア 新宿」をオープンした。4月5日、オープンに先駆け、プレオープニングイベントが行われ、日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ監督、女優の武井咲、フィギュアスケートの村上佳菜子、モデルで歌手としても活躍するきゃりーぱみゅぱみゅがゲストとして登場した。

オススメの商品を持って登場したザッケローニ監督は、サッカー日本代表ジャージーを持って登場。「たくさんのサポーターの方に、これを着てスタジアムへ応援に来てほしい。ピンチのときスタンドを見て、同じ色のユニフォームで応援してくれていることで、選手たちは大いに励まされる」と語った。

Jリーグは今年開幕20周年を迎え、加えて記憶に新しいなでしこジャパンの偉業、はたまた近年、ビジネスパーソンの間や健康志向の女性の間でマラソンブームが急速に広がっている。その他、ゴルフやフィギアスケートなど、あらゆるスポーツの分野で活躍する彼らにとってその実力を十二分に発揮するため、また快適なスポーツライフを可能にする必要不可欠なアイテムといえば、やはりトレーニングや試合で使うウェアーやシューズではないだろうか。スポーツシーンでなくても、街を歩けば「アディダス」ロゴの月桂樹の冠をモチーフにした三つ葉マークが付いた人気アイテムをオシャレに取り入れている人たちも少なくない。このお店では、それぞれのニーズにあった商品が必ずや見つかるはずである。

「アディダスコアストア新宿」では4月26日までオープニングキャンペーンを実施中。「チェックインしてもらおう!」では、「アディダス ブランドコアストア 新宿」のFacebookチェックイン画面を店員に見せるだけで、フリスビーやシューズバックなど6種類の中から好きなグッズをもらうことが出来る。また「買って、当てよう!豪華サイングッズ!」では、\10,500お買い上げで各界著名人の豪華サイングッズが抽選でプレゼントされる。(北村優希執筆、撮影)

アディダス ジャパン http://www.adidas.com/jp/



あっちゃんの「卒業」前後

3月25日の夜、日本の国民的アイドルグループAKB48の絶対的エース、前田敦子が突然グループからの「卒業」を宣言した。AKB48さいたまスーパーアリーナのその日の公演が終わろうとしていた時、彼女は突然「みんなに話すことがある」と言ってこのように語った。「私は14歳のときにAKBのオーディションを受けました。そのオーディションを受けることは私にとって人生ではじめての大きな決断でした。そして今日ここで、2回目の大きな決断をさせてください。私、前田敦子はAKB48を卒業します。」このニュースはその場にいた数万の観衆を騒然とさせただけでなく、インターネットを通じてあっという間に世界中に伝わり、翌日の日本の多くの新聞のトップを飾った。ニュースによる大きな衝撃は、2002年に後藤真希がモーニング娘。を卒業したあの7月31日の衝撃を超えるものだった。

エースの卒業事件によって、先ごろ出版された前田敦子の写真集「不器用」も飛ぶように売れ続けており、彼女のソロ曲「Flower」も発売一年後になってCD販売ランキングに戻ってきた。AKB48のアルバムの販売数も上昇している。だが、「卒業」を宣言すると同時に、前田敦子は「多くのことがまだ処理できていないので、今日すぐに離れるのではない。具体的な卒業日は後でお知らせする」とも語っており、一部では、これはAKB48のマネージメントが行った商業的な策ではないかという批判の声も起こっている。

4月4日、前田敦子はネットの動画サイトを通じて、今年の「AKB総選挙」の参加を辞退すると宣言した。AKB48のプロデューサーである秋元康氏も、Google+で「東京ドームのコンサートの頃、(正式に卒業する)だろう」と語り、前田敦子がこの240人の巨大なグループに所属する時間が残り少ないことは確実のようだ。絶対的エースの引退に伴って、メディアやネット上では、「次のエースは誰か?」「今年の総選挙で誰が1位になるか?」について議論が展開されている。

現在の状況を見ると、「第二のエース」大島優子、「正統派アイドル」渡辺麻友、「握手会の女王」柏木由紀、姉妹グループであるSKE48のエース、松井珠理奈が次のエースになるとの呼び声が高い。だがグループの新人である後輩たちがエースの座を奪う可能性もないとは言えない。また、グループのメンバーたちが異なる事務所に所属している現状から見て、6月6日に開票となる「2012年AKB選抜総選挙」は、日本の各レコード会社がしのぎを削るビジネスの戦場となりそうである。(凱特執筆)

前田敦子オフィシャルブログ http://ameblo.jp/atsuko-maeda/
  前田敦子Google+  https://plus.google.com/116582420246242769167#116582420246242769167/posts



リラックマの新店舗

2003年に計画が始まり、2008年の7月に着工し、約3年8ヶ月の歳月をかけた東京スカイツリーRがついに5月22日そのベールを脱いで、私たちの前にその全貌を明らかにする。以前は東京の代表だった東京タワーより300メートル以上高いスカイツリーは、言うまでもなく東京の新しい代表的な観光ポイントになることだろう。高さ634メートル、初年度は540万人が来訪し、併設された商業施設「東京ソラマチ」や周囲の開発区も、年間2500万人が訪れると予測されている。スカイツリーの足元にどのような新しい商業施設が登場するかは、人々が興味を持つ大きな話題となるに違いない。

一目見たら愛さずにはいられないリラックマ。その専門ショップがスカイツリータウンにも進出する。「Happy life with Rilakkuma」(幸せな生活はリラックマと共に)をテーマとした東京スカイツリータウン・ソラマチ店は、リラックマの6番目の専門ショップである。面積約30坪で、可愛らしさが随所に散りばめられ、リラックマの魅力を充分に発揮して我々を癒してくれるショップである。入口では、東京スカイツリーに寄り添う大きなリラックマのオブジェが出迎えてくれる。店内には2500種以上の商品が準備され、記念となるご当地限定のスカイツリーデザイン商品は約50種である。5月22日には新店舗の開業を記念して、リラックマストア全店で「オープン記念ぬいぐるみ」が販売される。

リラックマは2003年9月にサンエックス社が発売したキャラクターで、東京で働くOLのカオルさんの家に住む着ぐるみのクマである。着ぐるみなので、背中にチャックがあるが、チャックの中に何があるかは秘密になっている。好きな食べ物は団子、ホットケーキ、オムライス、プリンなどで、趣味はテレビと音楽鑑賞。とても可愛いリラックマは、現在関連出版物が350万部も出版され、45万の携帯サイトの会員を持つなど、広く支持を集めている。

この新しいリラックマストアは、東京スカイツリータウンのソラマチ3階にオープンする。営業時間は10:00−21:00で、年中無休である。真っ先に新しいショップに行き、リラックマストアでなければ出会えないリラックマ達を何人かつれて帰ることは、自分もわくわくするし、周囲の友だちもうらやましがらせることに違いない。記念限定商品は数に限りがあるので、この機会を逃さないように。 (緋梨執筆)

写真提供:キデイランド広報部

リラックマストア http://blog.san-x.co.jp/rilakkuma-store/   San-xネット http://www.san-x.co.jp/



日本旅行で行くべき場所!百円ショップ、コンビニ、そしてドラッグストア

外国人が日本を旅行する場合、名所旧跡に行くだけでなく、必ず訪れて散財してしまう場所があるのをみなさんはご存知ですか?それは、百円ショップ、コンビニ、そしてドラッグストアです。

百円ショップはすでにあまり新鮮な話題ではなくなりましたが、それでもいろいろな商品がどれも105円で買えるという魅力は今も色あせていません。多くの外国人留学生や観光客が帰国前にここを訪れて、友達にあげるお土産にするために装飾品や食品、ちょっとした小物などを買っていきます。わずかなお金でお土産という難題を解決できるのですから、本当に助かります。でも私の百円ショップに対する思い入れは、みなさんとはちょっと違います。日本に三週間以上滞在する場合、私は到着した翌日に百円ショップに走り、さし当たって必要な日常生活用品を買うのです。百円ショップは外国人観光客にとって赤十字社みたいなものと言えますね(笑)。

日本人の友だちに、日本でいちばんぶらぶらしたい場所はどこかと聞かれて、私が「コンビニ」と答えると、みんな唖然とします。どうしてコンビニかって?それは、コンビニがとても楽しい「小さな百貨店」みたいで、何でもあるからです。日本のそれぞれのコンビニで売っている商品には特色があり、価格も高くないので、フリー旅行者もツアー旅行者も時間を見つけてコンビニに行き、たくさん買物をします。おなかがすいていなくても、新発売のお菓子やパン、スナック、飲み物、アイス、中華まんじゅうなどをたくさん買い込んで、ホテルに持ち帰って食べなければ満足できません。中でも、玩具やおまけがついているペットボトル飲料は最も気に入っています。運がよければコンビニが行うイベントに出会うこともあり、その期間限定の商品やおまけはとても珍しいお土産になります。ですから私は、旅行会社がスケジュールを組む時に、コンビニに行く行程を加えたらいいのではないかと思います。そうすれば、ツアーの参加者たちは楽しく買物をするに違いありません。また、値段の安いスーパーも私たちが最も行きたい場所です。コンビニだけでなくスーパーにも行って、お茶、コーヒー、クッキーなどのお菓子や食材などを買って国に持って帰れれば、実に完璧なお土産になります。

最後に、台湾人が大好きな日本のドラッグストアを挙げなければなりません。ドラッグストアはどのぐらい人気があるかって?台湾の本屋で売っている様々な日本のドラッグストア攻略本や、ネット上の人気ブログに書かれた、ドラッグストアで買うべき商品を勧めたたくさんの文章を見ると、日本のドラッグストアが台湾人にどんなに愛されているかがわかります。みなさんは、ドラッグストアにそんなに買いたくなるものがあるのかと不思議に思うかもしれませんね。でも、あるんですよ。目薬、歯磨き、スキンケア用品、メイクアップ用品から、健康食品、お菓子、ヘアカラー、ダイエット用食品などまで何でも買うことができ、どれも買って行きたくなってしまいます。考えてみると面白いですね。高級な商品や有名ブランドより、かえって値段の安い生活用品の方が外国人の心をしっかりつかんでいるのですから。(哈日杏子執筆、撮影)

日本政府観光局(JNTO)  http://www.jnto.go.jp/jpn/index.html (日、中、英、韓)
  哈日杏子のブログ http://harikyoko.wordpress.com/ (中、日)



第14回 特別編:中目黒の花見

【中目黒の概要】中目黒とは、東急東横線と地下鉄日比谷線の中目黒駅附近の地域を指す。それぞれ特色のある飲食店や、様々なパチンコ店があって、この一帯をにぎやかな場所にしている。一方、山手通り側には目黒川が流れ、両岸には高級マンションや中堅企業のオフィスが並んでいる。中目黒から池尻大橋駅まで続く桜並木は花見の名所となっており、近年はカフェ、ブティック、雑貨ショップなどが増加している。
 
【目黒川の桜】3.8キロにわたって流れる目黒川の両岸には、830本あまりの桜の木が並んで植えられている。目黒川の桜の最大の特徴は、すべての枝が両岸から対岸に向けてぐっと伸びており、川の上に果てしない桜のトンネルを形成して、たいへん壮観なことだ。赤くて可愛い「中の橋」に立つと、目の前に広がり、両岸をつないで川面に照り映える桜を一望に見渡せる。
 
【中目黒の風情】鉄道のガード下は、以前は下町の風情が漂う飲み屋街だったが、改良工事と耐震補強工事のためにすべて閉店となった。そのすぐそばには、一日中軽快な音楽が流れる目黒銀座商店街や、優雅なバーやレストランが集まる青葉台地区と東山地区がある。この一帯は芸能事務所が多いので、芸能界の有名人に出会うことも多い。(姚遠撮影、執筆)

タイトル:「桜の化粧鏡」
場所:中目黒駅附近
撮影のポイント:普段は見逃してしまうような対象を選び、満開の桜の美しさを間接的に表現した。桜が鏡いっぱいに映らないようにし、鏡の枠の部分以外が青空や桜と一体に溶け合うような錯覚を作り出した。
使用フィルタ:Lo-fi+彩度(青空と桜の対比を強調。フレームの装飾効果。)
タイトル:「桜のトンネル」
場所:中目黒駅附近
撮影のポイント:目黒川の桜の最も特色ある「トンネル」の画面を切り取った。近景の淡いピンクの桜が、遠景の白い桜に引き立てられて質感を得ている。流れる水の繊細な光が捉えられた。)
使用フィルタ:Hefe(画面の周囲が微かに暗く、花と水面を際立たせている。)

タイトル:「燃える夜桜」
場所:中目黒駅附近
撮影のポイント:夜桜をクローズアップで撮ると光線不足で失敗しがちなので、提灯の周囲の桜を選んで撮影した。提灯の露出をオーバーにして、文字が鑑賞を引かないようにしている。
使用フィルタ:Lo-fi+彩度(提灯の照らす花がより鮮やかになる。フレームの装飾効果。)
タイトル:「四年に一度」
場所:中目黒駅附近
撮影のポイント:2月29日(うるう日)の、突然大雪が降った目黒川の表情。雪が枝に積もることで生まれた装飾美。人物を9分割の左下隅に配置し、二つの橋の間の奥行きを際立たせる。
使用フィルタ:Hefe+彩度(枝と雪の質感を強調する。シネマスコープ効果。)

中目黒ドットCC  http://nakameguro.cc/  目黒銀座商店街 http://www.e-nakameguro.com/


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