「週刊・東京流行通訊」の読者の皆さんがより楽しんでいただくための資料といたしますので、アンケートにご協力下さい。ご協力いただいた方の中から、抽選30名でアラヤのオリジナル記念品「SASAO作品パレット型ハガキ」を差し上げます。

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中国大陸 日本
台湾・香港・マカオ
アジアほかの地域
アジア以外

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CD、DVD、ゲームソフト
美容関連・化粧品
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デザイン文具
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【photo by Kazuhiro Matsumoto】
 

→ゲームをしながらエコ意識を高めるなんて、とてもすてきです!PSPやNINTENDO DCみたいなゲーム機でもできたらいいね。(第149号の「Eco Channel」を読んで)【日本 ぱくさん

←環境保護の意識が高まるにつれて、将来はいろいろなゲーム機でエコゲームを楽しむことができるようになるでしょう。いつも身につけている携帯電話にも、エコゲームが増えていくと思います。

→今年は世界的な金融危機で、年末は新型インフルエンザの脅威も加わって、暗い気持ちになります。編集部のみなさんも健康に気をつけてください。来年もこのメルマガがさらに進歩するように期待しています!【マカオ 麦音徳

←確かにこのメルマガは人が成長するように成長を続けています。「一生の間で、ただ一つ変わらないのは変化し続けることである」ということですね。多くの読者のみなさんのご支持をいただいて、メルマガはますます進化していくでしょう。

【更新速報】

1.アラヤ株式会社福岡支社営業開始。

2.秋葉原の街で熱唱する女性アーティスト

 

12/12(Fri)-12/14(Sun)
カノセカイ x lostarea
写真・グラフィックデザイン・雑貨・ファッション・インテリア

12/14(Sun)-12/17(Wed)
MAKTUB
グループ展:絵画・立体・写真

12/15(Mon)-12/21(Sun)
ajukichi 「☆自分でお誕生日会☆」
イラストレーション・グラフィックデザイン・写真

12/16(Tue)-12/23(Tue)
Kimura Marukomu「ome Once and Forever」
絵画

  ALAYA
 
 
 

2008年12月12日第44号(通巻第151号)・FOR MEN
 

静かに進化するエコバッグ

【コラム編集:詩音】世界中で流行し、誰でも一つは持っているであろうエコバッグは、すでに珍しい存在ではなくなった。ところが最近、もっと環境に優しい「進化型」のエコバッグが静かなブームとなっている。

「kna plus」というエコバッグが環境に優しいのは、布地とボタンがとうもろこしから作られたポリ乳酸繊維を材料としているから。簡単に言うと、捨てた後に土の中で自然分解し、燃やしても有毒ガスを発生しないので、最後の処理に至るまで地球環境を破壊することがないのだ。また、素材の質感と美しいデザインも、「kna plus」が女性に人気の高い理由となっている。先日開催されたデザイン展「100%Design Tokyo」でも、可愛い「kna plus」が、多くの人の目をひきつけていた。

もう一つのエコバッグ、innoveco(イノベコ)は、廃棄された自動車のシートベルトから作られていて、デザインは男性向け。日本の廃車の分解回収率は90%を超えており、廃タイヤから新しいタイプのバッグを作って大成功した人もいたが、シートベルトは目立たなかったため、誰も回収することなく捨てられていたという。実はシートベルトはその特殊な用途のために、非常に強い編み方で作られていて、耐久性が強い。しかも色は暗い色調が中心で、一本一本少しずつ色が違う。そこに目をつけたデザイナーが、回収したたくさんのシートベルトを使って色の濃淡が異なるものを並べて繋ぎ合わせた。

こうして作られたバッグは丈夫で長持ちし、デザインも落ち着いた感じになった。バッグの落ち着いたデザインに対して明るい色の内張りには、やはり自動車からの回収品が使用されている。イノベコのバッグのエコ率は90%(再利用した材料が90%)。最も人気のある男性用書類カバンは、3万円を超える価格で決して安くないが、一つ一つのカバンについてデザイナーが材料を組み合わせて手作りしており、同じものは一つもない。世界でたった一つのエコ書類カバンは、大いに手に入れる価値があるといえる。

(C)2008 KANAZU SEN−I CORPORATION
(C)2008 CREATORE co.,ltd .

「kna plus」 http://knaplus.com/products/ (日、英)
  innoveco  http://www.innoveco.jp/

ヤフー検索のランキング

私たちはよく検索エンジンを使って、インターネットでさまざまな情報を得ている。言い換えると、検索された回数が最も高いサイトやキーワードを調べれば、人々の好みや流行、話題になっている問題などがわかることになる。日本で最も人気があるポータルサイト、「Yahoo!JAPAN」では、2008年度の10月までの検索内容を調査し、ランキング化した。これを見て、今年日本で流行った話題について探ってみよう。

総合ランキングの第1位はYouTube、第2位はmixi、第3位は2ちゃんねるで、僅差で続くのがGoogle、楽天、Amazonであった。第2位のmixiは世界ランキングでも50位に入る、日本最大のSNSサイト。第3位の2ちゃんねるは、日本でアクセス数が最も多い電子掲示板サイトで、毎日の閲覧数が1千万を超えている。内容の種類によって多数のカテゴリに分かれ、人々がそれぞれの考えを述べており、活発な意見交換が出されることで有名だ。第10位から50位までのランキングには、皆さんもよくご存知のMSN、hotmail、ディズニーランド、ウィキペディアなどが入っている。この他、一時的に大人気だった「脳内メーカー」は昨年第8位だったが、今年は48位に落ちて、辛うじて50位以内を保ったという感じだ。

著名人ランキングでは、EXILEと中川翔子が1位と2位を占め、アジア地域で影響力を持つ嵐(第3位)や浜崎あゆみ(第7位)も挙がっている。アニメ・ゲームランキングで第1位になったのは「ポケットモンスター」で、話題になった宮崎駿の映画「崖の上のポニョ」の検索数は第15位だった。

この他、「北京オリンピック」「日本語版フェースブック」「麻生首相」「iPhone」「H&M」などのキーワードは、検索数が特定期間内にピークに達した。

Yahoo!JAPAN検索ランキング http://searchranking.yahoo.co.jp/ranking2008/

2009年F1日本グランプリ 開催概要発表

2009年に開催されるF1日本グランプリの概要が、先日発表された。大きなポイントは開催地で、昨年と今年の静岡・富士スピードウェイから、三重・鈴鹿サーキットに戻る形となる。鈴鹿でのF1再開催を待ち望んでいたファンも多く、早くも来年に向けて盛り上がりを見せている。

来年の日本グランプリは、10月2日から始まり、4日に決勝レースが行われる。チケットは3月29日からインターネットなどで発売開始となるが、すべて指定席の約15万席。価格は、130R・立体交差などの11000円からグランドスタンド上段の72000円まで。さらに、屋内の特等席でレースを楽しむVIPスイート・プレミアムという300000円の席もある。(すべて税込、3日間共通)

鈴鹿では、1987年から20年連続で日本グランプリを開催してきた。特に、シーズン終盤での開催により、アイルトン・セナとアラン・プロストのチャンピオン争い、鈴木亜久里や佐藤琢磨の力走など、F1史上に残る名レースも多い。F1ファンにとって、鈴鹿は「聖地」であり、2006年は当時、「最後の鈴鹿」といわれ、16万人もの観客が訪れて、F1の開催がなくなるのを惜しむ声が数多く聞かれた。

今回、F1開催を富士に奪われた形となった鈴鹿では、サーキットの全面改修を行うことで再開催につなげた。今後は、鈴鹿と富士が交互に開催される予定だ。ファンや地元の鈴鹿市などは早くも歓迎モードで、ファンがつくる「鈴鹿改修ぶろぐ」では、鈴鹿在住のファンがほぼ毎日、コースに隣接する観覧車などから撮影した工事風景をブログにアップしている。12月10日現在ですでに合計91回も観覧車に乗るほどの熱心さだ。

鈴鹿にF1が帰ってくる。数々の思い出が詰まったコースに、またF1マシンが駆け抜け、甲高いエンジン音が響き渡るのを想像するだけでワクワクしてくる。来年10月、新しい「鈴鹿」の歴史がまた刻まれることだろう。

(C)2008 Mobilityland Corporation

鈴鹿サーキット|F1 http://www.mobilityland.co.jp/f1/
  鈴鹿改修ぶろぐ http://suzukakaisyu.blog123.fc2.com/

紙コップ業界の革命

日本人の日常生活で、紙コップとは切っても切り離せないと言っても過言ではない。オフィス、病院、高速道路のサービスエリア、デパートやスーパーの試飲コーナーなど、冷水機のある場所には必ずそばに紙コップが置いてある。使い捨ての簡易容器として、紙コップはなくてはならない存在になっているのだ。

だが、通常の紙コップはどれも円柱形をしていて、パーティなどの時に多くの人が水を取ろうとすると、紙コップがくっついて取り出すのが難しいことが多く、使用後には大量のゴミとして処理をしなければならないのも頭の痛いところ。何か合理的で便利な方法はないのだろうか?

株式会社サンヒルズでは先ごろ、「おてがるCUPディスペンサー付きセット」を発売した。これはまさに「紙コップ業界の革命」とも言うべき商品だ。同社では、紙コップを使って水を飲んだ後、すぐに捨ててしまうという小さな部分に着目し、これまでの「円柱形」という固定概念を覆して、魔女の帽子のような「円錐形」の紙コップをデザインした。

ささいなことだと馬鹿にしてはいけない。この変化によって、まず収納効率が大いに高まった。以前の円柱形の紙コップでは50個しか収納できなかった空間に、「おてがるCUP」なら3倍の150個も収納できるのだ!また、円錐形は円柱形に比べて取り出しやすい。最も重要なのは、円錐形にしたために製造時の紙の量が減少し、使った後のゴミの量も大幅に減らすことができることだ。紙コップ一つのコストはわずか1.25円で、環境にもお財布にも優しいデザインといえる。

さらに「おてがるCUP」では、設置にマグネット式を採用した。これは従来の円柱形紙コップの固定方式(両面テープやネジによる取り付け)に比べて、簡単な上に取り付け面を損傷することがなく、移動するときにも便利。近い将来、日本だけでなく世界中のあちこちで、可愛くて便利な「おてがるCUP」の姿が見られるのではないだろうか?

「おてがるCUP」 http://www.sunhills.jp/cup/

ファッションショーをカフェで

ファッショナブルなナイトライフで有名な六本木の、ちょっと変わったカフェで開催されたファッションショーが、年末の話題になっている。これはニュージーランド政府観光局とニュージーランド航空が12月8日、ニュージーランドトラベルカフェ六本木店で、新しい世代のデザイナーとコラボレーションして行ったもので、「KIWI CHRISTMAS」と名づけられ、ニュージーランドのクリスマスシーンをテーマにしている。

店内の柔らかな光とスマートなバーテンダー、まるで異国のカフェにいるような錯覚を覚える。店内ではニュージーランド特産のピンクのカクテルが提供される。味は穏やかだが独特で、お酒を飲まない人でもちょっと試してみたくなる。ニュージーランド観光大使がユーモアたっぷりにニュージーランドを紹介した後、司会者がバンジージャンプの図案が描かれたロングTシャツを着て登場し、個性的なファッションショーが開幕した。

叙情的な音楽とカメラマンのフラッシュの中に、背の高いモデルたちが元気に飛び出してきて、さまざまなTシャツファッションを展開。カラフルでユーモラスなバンジージャンプ、キスをする小さなキウイ、可愛らしい羊などが描かれ、半袖、七分、長袖、さらにはすそが広がったものやワンピースのようなものまである。それらのTシャツがみな、日本とは季節が反対のニュージーランドのクリスマスシーンを表現しているのだ。

デザイナーの岩間玲は東京生まれ。女子美術大学で学んでいた頃、ファッション造型学科特別賞を受賞した。後にデザイナーの名門校、ロンドン芸術大学に学び、帰国後はブランド「REI IWAMA」を立ち上げた。彼女の刺繍やビーズワークなどは、どれも奥行きがあるテキスタイル製品だ。今回は、キウイ、羊、シダ、バンジージャンプなど、ニュージーランドの雰囲気を持つものを表現のモチーフにしており、そこに流行の要素を加えて、来場したファンたちを喜ばせていた。

カフェをただの食事空間ではなく、「食事空間以外の楽しみも味わえる空間」に変えた株式会社インストアメディアは、他にもアクティブな試みを積極的に行なっている。本メルマガでもご紹介したことのある「GIRLS NIGHT OUT」もその一例だ。今回、彼らはニュージーランド政府とコラボレーションして、華麗なファッションショーの雰囲気とは全く異なるカフェで、これまでになかった優雅な空間を作り出した。【執筆:許莎】

写真提供:喜多川リュウ

「KIWI CHRISTMAS」新聞記事 http://www.travelcafe.co.jp/news/index.shtml

日中友好1400年のルーツ 奈良を旅しよう

【コラム編集:飾磨亜紀】日本を代表する国際歴史文化都市・奈良は、かつて“シルクロード”の終着点として、中国から国際色豊かな文化が数多く伝わり、とても栄えた都。その平城京が2010年、遷都1300年を迎える。東大寺をはじめとした「古都奈良の文化財」は世界遺産にも指定されており、外国人観光客、特に中国から訪れる人々にとっては、最もゆかりのある観光地として脚光を浴びそうだ。

607年、初めて小野妹子が当時の隋に赴いて以来、日中交流が始まり、8世紀の遣唐使で最も盛んとなった。まず「奈良といえば大仏」が思い浮かぶほど有名な東大寺は、当時、盛唐の文化を受容した天平文化の時代の聖武天皇が8世紀に建立を発願した寺。現在、大仏の像の高さは14.9mだが、その大きさには誰もが必ず圧倒される。また、大仏殿の正面に建つ燈籠、法華堂(三月堂)、転害門が当時の面影を伝えている。さらに、奈良公園周辺には“神の使い”と伝えられる野生の鹿がたくさんいて、ほかにも興福寺、春日大社など、周辺にはとても貴重な寺社が点在する。

また、唐招提寺は、揚州(現在の江蘇省)の高僧、鑑真が開基(創立)した。鑑真は、日本に正式な戒壇を設立するための導師として招聘されたが、日本への渡航は困難を極め、12年間で5回も失敗。ついに失明までした苦難をも乗り越え、6回目で念願の来日を果たした。そして、東大寺大仏殿前で、聖武天皇らに菩薩戒を授け、晩年を奈良で過ごしたが、その後の日本の仏教に与えた影響は計り知れない。当時、建立された金堂や講堂などは、国宝に指定されている。

今年5月、中国の胡錦濤国家主席が初めて来日した際、唐招提寺、法隆寺などを訪れ、「鑑真和上の精神を受け継ぎ、両国関係を発展されることが重要」と語った。その日中友好のルーツである奈良をぜひ訪れ、1400年の時を経た現代に生きる文化を感じてみてほしい。【協力:奈良県国際観光課、東大寺】

写真:矢野建彦、奈良市観光協会

奈良県観光情報 大和路アーカイブ  http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/ (日・英・中・韓・仏・独・ポルトガル)

青春のデザイン

デスクの上に並ぶデザインの巨匠たちの作品集の傍らに、あまり目立たない一冊の白い小冊子が置かれている。表紙には「インスピレーション」を表す、一列にならんだ電球が描かれ、小さな字で「PBL−15」と書かれている。この冊子をめくるたびに、青春と知恵の熱気に包まれるような気分になる。冊子を閉じて考えに沈むと、心の底から感慨が湧いてくる。

2年前から、多摩美術大学の学生たちは「PBL(Project Based Learning)」という新しい計画の中に身を投じた。それは「新しい生活」をテーマとして、斬新なアイデアによって日常用品を自由にデザインして開発するというもので、「PBL−15」は学生たちのここ半年におけるデザインの集大成なのだ。

普通の扇風機は、部屋のすみにある鉄のかたまりに過ぎないが、高野菜々絵さんはそれを「生活に咲く一輪の花」に変えてしまった。「花咲く扇風機」の2つの朝顔たちは茎を湾曲させ、時には屋外の日の光に顔を向け、時には恥ずかしがりの姉妹のようにカーテンにからみつく。世界に2つとないこの扇風機を使えば、きっと生活の中に爽やかな風がもたらされるだろう。

空のソーサーと雲のカップ。飲み終わると、雲のカップは溶け合って空のソーサーに吸い込まれる。「a fine day」という名のこの作品の作者、山田裕人さんは、作品に濃厚な詩情を与えた。カップの中の牛乳を飲みほすと、透明なガラスのカップの下にブルーのソーサーが見える。憂鬱だった心も、その瞬間に晴れわたって爽快になるに違いない。

「芝生のスリッパ」?――緑の色が、北海道の広々とした原野を連想させる。芝生を模して作られたこのスリッパを履くと、緑が生活の中で身近なものとなる。家の中にいても外の日の光が感じられ、忙しい都会にいても田舎の自然を体感できる。小保内史人さんの小さな創意の中に、本来の姿になって自然に帰るという現代人の憧れが凝縮されている。

慌しい現代人のカレンダーや手帳は、予定がびっしりと書き込まれていて、一日中バタバタしているうちに自分にとって重要な日を忘れてしまう。村岡麻子さんの「b_i_n_g_o」は、ポピュラーなゲームのビンゴから発想したものだ。ベースの赤い紙にあらかじめ自分にとって特別な日を書き込んでおく。その日に「小窓」を開いてそれを思い出したら、きっと忘れがたい日になるだろう。

確かにこれらの小さなデザインは、巨匠たちの傑作とは比べものにならず、まだ成熟していないといえるかもしれない。しかし、こうした青春の情熱に溢れたデザインがあってこそ、我々の未来の生活は輝くものになるのではないだろうか。

「PBL−15」の若者たちの夢が、一日も早くかなうように願っている!
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