こだわり！「石けん」ワールド

たかが「石けん」と侮ってはいけない。毎日、手を洗う、体を洗う、顔を洗うだけにとどまらず、さまざまな形、効能、成分にこだわった商品の数々。そこで今回、約350種類もの石けんを取り扱う東急ハンズ心斎橋店（大阪市）でおすすめの「石けん」を紹介する。

まず、見た目はスイーツそのもの。ドーナツ、スイートポテト、シュークリームなどをかたどり、思わず口に入れてしまいそうな石けんが「スウィーツソープ」だ。石けんの“生地”を釜炊きして熟成した後、石けん職人によって手作業でていねいに形作られた、まさに職人技の石けん。プレゼントとしてもおすすめの一品だ。

また、男性に人気のある「ヒロシ君が考えた黒い洗顔石鹸」は、竹酢液と緑茶エキスを配合し、イソフラボンを含んだ黒大豆エキスが肌にハリを与え、ひげそり用のフォームとしても使用可能。水晶のような透明感のある全身用美容石けん「駝鳥（だちょう）石鹸」は、肌にやさしいオーストリッチオイル（ダチョウ油）と美容成分プラセンタ、コラーゲンが、潤いとハリのある美肌に近づけ、毛穴の汚れを落としてくれる。

ほかにも、「エーゲ海のオリーブせっけん」は、最高品質のバージンオイルを使用している。ミネラル・天然植物エキスを配合した「百花草」は、無添加・無着色・無香料と肌にやさしく、保湿効果が高い。インドネシアの石けん「プリマ・サリラペソープ２」は、薬草成分が消臭、汗もスッキリさせ、使いやすいスティックタイプだ。

おいしい黒色フード

黒酢、竹炭、黒豆……これらが、日本の雑誌やネット、テレビなどで話題になっている。黒い素材を使って作られた「黒色フード」にはお菓子、飲み物、カレー、麺類や餃子などがあり、色そのものの高級感と意外性、老化防止の健康効果などによって今、脚光を浴びているのだ。　

●炭っこ餃子
青森産のニンニクを使用した「炭っこ餃子」。見たところは焦げ付いた失敗作のようだが、食べてみるとパリパリしておいしい。中身もなかなか美味で、一度食べたら忘れられない味だ。特に、焼いた後の餃子の皮が黒光りしていて、まるでビロードのように美しい。
　
●黒ちくわ
日本料理には欠かせないちくわにも黒色フードがある。株式会社村田屋権右衛門商店が、「黒かまぼこ」と「黒ちくわ」を開発。「黒かまぼこ」の表面にはイカ墨を塗り、黒ゴマが練りこまれており、二つの風味が楽しめる。「黒ちくわ」は魚肉に国産の孟宗竹を高温で炭化させた竹炭を微粉末にしたものを練りこんで、黒ゴマで味つけをしている。

●男の黒
箱の中に入った黒色の乾麺で、おいしいラーメンが作れる。「日本初の竹炭入り乾麺」である「男の黒」には、白菜など6種類の野菜を加えて煮込んだ醤油スープと、焦がしたニンニクのエキスで作られた調味油が添えられている。調理するのも簡単だ。

●竹炭入りピーナツ
微細な竹炭パウダーと醤油と砂糖を使い、唐辛子を隠し味にしている。こうして作られたパリパリの黒ピーナッツは、食べ始めたら止まらなくなる。おやつ感覚で食べているうちに、整腸作用や血液循環促進などの効果が得られる竹炭が摂取できる。

日本の最新音楽サイト

日本レコード協会では先日、アジアを起点にして海外に最新の音楽情報を発信するポータルサイト、「日本音楽娯楽快線」（中国語では「日本明星官方網站」、英語では「JAPAN MUSIC ENTERTAINMENT」を開設した。

日本は「知的財産立国」を目指し、日本の音楽、映画、マンガ、アニメなどのコンテンツを積極的に海外に広めており、日本レコード協会でも、レコード産業の海外発展のために多くの施策が行われている。特に、アジアを中心とする世界各国の音楽ファンが日本の音楽情報を求めていることがわかり、経済産業省、音楽産業・文化振興財団および関連部門が協力し合ってこのポータルサイトを開設することになったというわけだ。

特筆すべきなのは、「日本音楽娯楽快線」の制作に当たって、世界で公認された音楽ヒットチャートのオリコンの全面的協力を得ていること。エンターテイメントサイト「ORICON STYLE」から最新の音楽ニュース、シングルとアルバムの週間ランキング、新曲情報、インタビューなどのコンテンツが提供されるだけでなく、ランキングに入った作品を45秒間視聴することもできる。これは日本の流行音楽のファンたちにとってたいへんな朗報と言える。

斬新な貯金箱たち

今までにも、とても珍しくてデザインがユニークな「貯金箱」をたくさんご紹介してきたが、今日はちょっとビックリするような新製品を2つご報告しよう。

●イケメンバンク
20代から30代の若い女性のための、恋愛ゲームのように楽しめる「恋愛シミュレーション」貯金箱である。500円硬貨を投入すると、スクリーンの「イケメン」が口を開いて話しかけてくる。5日続けて貯金をしないと、イケメンは一通の手紙を残して消えてしまう。イケメンには、「年下のスポーツマン」「包容力のある年上」「クールなモデル」など5種類あって、ユーザーは好みに合わせて選択することができる。貯金すると、「最近きれいになった！」「可愛いな」などの甘い言葉をささやいてくれる。時には、「俺の知り合いに告白されたんじゃないか？」などとやきもちを焼いて聞いてきたりもする。5万円貯まると「ハッピーエンド」が現れる。どんなシーンかって？・・・それはご想像にお任せしよう。

イケメンバンクは恋愛カウンセラーの清水おりえさんが監修。定価は4935円で、ピンクと白の二種類から選べる。イケメンと幸せに暮らしながら楽しく貯金ができるなんて、きっとドキドキしてしまうだろう。

●ATM貯金箱
外観も機能もその名に恥じないATM貯金箱は、硬貨を投入すると自動的に種類を識別して合計金額を計算してくれる。紙幣も貯金できるが、紙幣の識別能力はないので、手動で金額を入力しなければならない。「TARGET」ボタンを押すと、貯金目標金額が設定でき、達成するまでお金を取り出すことができない。取り出す時は、まずATM貯金箱専用の磁気カードを挿入し、暗証番号と金額を入力すると、貯金箱の下にある引き出しが開く。入力金額が合計金額より多いとスクリーン上に「エラー」と表示され、お金を受け取ることができない。

売り切れ続出　JR「イコちゃん」グッズ人気

【コラム編集：飾磨亜紀】関西でJRに乗ると、駅やコンビニなど、いたるところに“生息”するこのキャラクター。一度見たらインパクト十分で、グッズも飛ぶように売れている。その正体は、名前を「カモノハシのイコちゃん」、JR西日本のマスコットキャラクターだ。

イコちゃんは、JR西日本が提供するICカード「ICOCA」の導入とともに、2005年11月に登場した。しかし「なぜカモノハシなのか？」…ほ乳類ながら子どもを卵で産み、くちばしが鳥類のようなマルチな性質を持つ「先進性」、ビーバーの水かきやアヒルのくちばしのような「機能性」、微弱な電波をくちばしで感じ取る「IC性」がその理由だ。新幹線700系の先頭車両の形も「カモノハシのようだ」と言われていることにも少し由来している。

そのイコちゃんグッズの売れ行きもすごい。今年3月に2000個限定で売り出したぬいぐるみはたった数日で完売。7月1日に登場した身長53cm、ウエスト143cmもある特大サイズのぬいぐるみも半月あまりで150個、パスケースも1500個あまりが売れるなど、在庫切れも続出している。実際、JR大阪駅での取材中にも、男子学生がお弁当箱とランチトート、中年女性グループが携帯ストラップ、そして男性が特大ぬいぐるみを購入するのを目撃したほど。通信販売では、北は北海道、南は九州から注文があるという。