「東京流行通訊」の読者の皆さんがより楽しんでいただくための資料といたしますので、アンケートにご協力下さい。ご協力いただいた方の中から、抽選15名で話題の人気グッズウソ発見リングを差し上げます。

性別

年齢 10代 20代
    30代 40代

地域
中国大陸 日本
台湾・香港・マカオ
アジアほかの地域
アジア以外

日本旅行での宿泊先?
シティホテル
ビジネスホテル
ウィークリーマンション
高級日本旅館
民宿
知人・親戚宅
その他

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個人情報の取り扱いについて
ご回答者の住所・氏名・電話番号、および電子メールアドレスなどの個人を識別できる情報を、原則として下記目的のみに使用いたします。1.当選者へプレゼントを送付するため 2.アンケート集計処理を正確に記すため。他の目的の場合は、別途、明記いたします。
【photo by Kazuhiro Matsumoto】
 

【編集部からのお知らせ】

先月のアンケートに参加していただいた読者の方々から抽選を行い、以下の30名が当選しました。muwenchao060601、user_sang、pintobanto、ventric.xxx、tateishi、gmshia、Isabella.zhang、li_jinhua7、monica.xu、ai.dai、ju_chen、ly000、pan.feng、chjung、ktjxf、xiay、pengl、zhushaohua、evan.hao、sally、liujiankun、wuzj77、junliu1009、kelly4751、at906fan、momoko、joyce、winona、odelia、ken。当選した方は、登録したメールボックスから名前と住所をメールでお送りください。2009年アラヤ株式会社卓上カレンダーをお送りいたします。

→井の頭公園のボート…、カップルで乗ると…っていう噂が一人歩きしていますね。せっかく井の頭公園に遊びに来たのなら、ぜひ池からの眺めも楽しんでもらいたいけど、どうしてもこの迷信が気になって乗れないという方たちも多いかもしれませんね。でも、乗る前に弁天様にご挨拶をしてからボートに乗れば大丈夫という話も…。どうなんでしょうねえ。(第40号の「編集長のフォトエッセイ」を読んで)【日本 こぐま

←中国各地にもさまざまな迷信や言い伝えがあります。でも、大都市の公園のボートについて、井の頭公園のような言い伝えは聞いたことがありません。中国では、新聞や雑誌も、テレビ、ラジオやネットも、日本のように怪談や都市伝説を興味深く取り上げることがあまりありません。こうした文化の違いは、研究してみる価値があるかもしれませんね。

→大阪の水陸両用観光バスに関するお返事を読んで、旅行社に頼んだところ、うまく予約が取れました。ご説明と注意事項をありがとうございました。必ず温かい服を持っていきます。【台湾 

←メールをありがとうございました。もう台北に戻られたのですね。旅行は順調でしたか?今回の大阪旅行の感想をいつかうかがいたいと思います。

【更新速報】

1.中嶌社長推薦の東京の名店

2.アラヤ大阪の新オフィス

 

11/28(Fri)-11/30(Sun)
JOLI 「靴」 グループ展:ファッション

11/29(Sat)-11/30(Sun)
cocoon グループ展:写真

12/1(Mon)-12/7(Sun)
koto.蜜子「薄暮の頃に少年の声」 グループ展:立体・写真・ファッション

12/3(Wed)-12/7(Sun)
Brown Betty 「Into the Sheep forest」 雑貨

  ALAYA
 
 
 

2008年11月28日第42号(通巻第149号)・FOR MEN
 

ゲームで学ぶ環境保護

【コラム編集:詩音】日本のエコゲームサイトは、遊びながら知らず知らずのうちに環境保護の知識を学べるというもので、発想の転換や社会への貢献において重要な役割を果たしている。その中から2つ、ご紹介しよう。

未来惑星
 ゲームサイト「未来惑星(ミライボシ)」は、建築会社の大和ハウスが運営している、少し変わったエコ学習ゲーム。ゲームのインタラクティブ機能を用いてエコ活動をビジュアル化し、多くの人にエコ活動へ参加するよう呼びかけている。

星の成長期間は90日間で、その間に星ではプレイヤーの行動によってさまざまな変化が起こる。メールアドレスを入力して簡単な登録を行い、毎日実践したいエコ活動のリストを作ると、自分だけの小さな星が誕生する。

当初、星はとても広々としているが、毎日のリストからその日に行ったエコ活動を選択すると、星にだんだん木や家、道路や虹などが出現する。星の成長は、プレイヤーがエコ活動を行ったかどうかと密接に関係しているのだ。土地が枯渇して砂漠化の危機に瀕した星、自動車の排気ガスに汚染された星、緑が豊かで人と動物が平和に共存する星……3か月後に自分の星がどうなるか、期待と緊張で見守ろう。

eQuiz
「eQuiz(いいクイズ)」は今年6月に開設された、総合知識クイズサイト。外国語、文学、科学、社会、生活、スポーツなどのジャンルがあり、すべて選択式問題で、1問正解するごとに、飢えに苦しむ人々へ10粒の米が寄付される。その資金は「eQuiz」サイトの広告収入から出ている。ネットでクイズを楽しむだけで、社会に貢献することができるのだ。

「チョコレートの主な原料は何?」「交響曲の父とは誰?」「いびきは英語で何と言う?」「中国の省とアメリカの州ではどちらが多い?」…こういったおもしろい問題に対して、答えた後で簡単な解説が現れる。正解するたびに、画面の右側に米粒の累計数量が表示される。クイズに答えて寄付をするには会員登録の必要はないが、簡単な登録(無料)をすると問題の難度を選んだり、正答率を調べたり、貢献ランキングに参加したりできる。現在、ランキングナンバーワンの人は、米4万粒も貢献している。

サイトでは、開設以来の米の総数と、毎月、毎日の数のリストが見られる。開設して半年も経たないうちに、参加者が寄付した米の総数は1千万粒を越えてしまったという。さらに自然環境は、私たちの行動次第で良くもなれば悪くもなる。主人公が住む世界で体感してみよう!という子ども向けの楽しいゲームもある。

Yahoo!きっず環境 - 環境ゲーム - エコエゴ http://contents.kids.yahoo.co.jp/environment/game/

ちょっと変わった年賀状

日本人ほど年賀状を重視する民族は、世界でも類を見ないのではないだろうか。年末になると、郵便局では年賀ハガキを買うために列ができ、書店では早くから各出版社の「パソコンで作る年賀状」についての本が発売されている。「礼節の国」に欠かせないあいさつの手段として、年賀状は、Eメールが盛んになった現在でも依然としてかなり高いウェイトを占めているといえる。まもなく新年を迎えるに当たって、2つの新しい年賀状の話題が注目を集めている。

無料の年賀状「tipoca」
メディアインデックス社が最近、完全に無料の年賀ハガキサービス「tipoca」を発売した。これは、光熱費などの通知によく使われる圧着ハガキを利用しており、受け取った人は側面からはがして中の企業広告を見ることができる。しかも、差出人はこれを何も書かれていないハガキとして使用することができるわけだ。パソコンか携帯からこのサイトにアクセスして申請すると、20枚単位で、最大160枚もの無料の年賀状が注文できる。

若者たちの間では、携帯で「あけおめメール」をする人が増えており、年賀ハガキの売り上げは減少傾向にある。「tipoca」は世界初の、両面を自由に使用できる無料年賀ハガキ。企業広告を掲載することができるハガキとして、多ければ40億枚に達するかもしれない巨大広告メディア市場を切り開いた。

「mixi年賀状」
日本最大のSNSのmixiが、ユーザ間で互いにメール年賀状を送るためのサービスを開始した。mixiのユーザであれば、相手のアドレスや名前を知らなくても、安全に、抽選番号のついた年賀状を送ることができる。年賀状のデザインテンプレートは100種類以上もあり、1枚98円で、広告つきは48円。

送るほうは、mixiで受取人とデザインテンプレートを選び、自分のメッセージや写真を入力すれば完了。送る際、差出人欄に氏名などを記入したくない場合は、「mixi年賀状事務局」が代わりに差出人になってくれる。受取人は、「○○さんがあなたにmixi年賀状を送りたがっています」という通知を受け取ったら、OKボタンを押して自分の住所と名前を入力すれば、年賀状が安全に送られてくる。住所と名前は、送り手には通知されない。【提供:樋田桂一】

郵便年賀.jp http://www.yubin-nenga.jp/

ホンダ 二輪車の世界生産2億台達成

ホンダの二輪車が先日、世界全体の生産数が累計で2億台を突破した。1949年に日本で「ドリームD型」の量産を開始して以来、今年でちょうど60年目。いまや世界中で走るホンダのオートバイは、現在も次々と新しいモデルを発表しており、最近は地球の環境対策にも積極的に取り組んでいる。

1948年、創業者の故・本田宗一郎氏が設立したホンダは、「ドリームD型」を量産し始めて以来、数々の“名車”と呼ばれるオートバイを多く生み出し、その後の自動車、ロボットなどの生産のルーツとなった。オートバイの海外での生産は、1963年のベルギー二輪車工場から始まり、現在、全世界で22か国、32拠点の生産拠点を築いている。また、アメリカ、ドイツ、イタリア、タイ、中国、インドには研究拠点もあり、現地のニーズに合わせたオートバイの開発にも力を入れている。

バイクの人気が高いヨーロッパでは、先月のドイツ・ケルンでの「インターモト」で、“The New Beginnings”をテーマに、次世代のオートバイ「V4コンセプトモデル」(試作車)が、世界で初めて発表された。ホンダのレース参戦で伝統のV型4気筒エンジンに、常識にとらわれない発想と独創的なコンセプトで生み出されたこのオートバイに、関係者は皆、驚いた様子で、発表されてすぐ、このバイクの写真が世界中に配信された。

またタイでは、環境性能に優れた電子制御燃料噴射装置を採用し、燃費と出力の向上を両立した新エンジンを搭載したオートバイ「CZ-i 110」を販売する。排気量110ccのカブタイプで、燃費は1リットルあたり57kmと従来より18%、出力も25%もの向上を実現した。タイでは初めてエタノール20%の混合燃料にも対応している。今後、アジア各国で順次発売予定。

ホンダは現在、オートバイの生産シェアで世界一を誇る。人々の足として、環境にやさしい乗り物として、さらに将来を見据えた数々の開発に、次はどんなモデルが発表されるのか注目していきたい。

(C)Honda Motor Co., Ltd.

Honda | バイク http://www.honda.co.jp/motor/

東野圭吾のベストセラー

11月のオリコンの「本」ランキングで、東野圭吾の作品が1位から3位までを独占し、「聖女の救済」は長期にわたってトップを維持している。若者たちに最も人気のこの作家は推理小説が得意で、一番人気の「探偵ガリレオシリーズ」は、テレビドラマや映画にもなっている。

●「聖女の救済
「容疑者Xの献身」ブームの3年後に登場した、ガリレオシリーズの最新長編小説。内容は、会社社長が自宅で毒殺され、離婚を切り出されていた妻に嫌疑がかけられたが、妻には完全なアリバイがあった。しかし、担当刑事は彼女の美貌に惑わされ、捜査は難航。物理学の准教授で、理知的な分析にたけた湯川は、大きな困難にぶつかる。事件が理論的に分析された結果は、現実にはありえないものだった。今回の湯川は、女性の非論理的な思考から生まれた驚くべきトリックを打ち破ることができるのだろうか。

●「ガリレオの苦悩
「探偵ガリレオシリーズ」の最新短編小説集。長編では登場人物が多いのに比べ、短編では主人公の湯川にクローズアップ。絶妙な推理と事件の分析だけでなく、湯川の苦悩を描くことで、彼の人間性がうかがえ、生き生きとしたものになっている。

●「流星の絆
「週刊現代」に連載され、今年の3月に講談社から出版された。神奈川県横須賀市のある洋食屋で、経営者の3人の子どもたちが流星群を見に行き、家に帰ると両親が惨殺されていた。犯人がわからないまま、3人は成長し、詐欺を働いて金持ちの男たちを騙すように。そして偶然にも、両親を殺したと思われる男に出会う。ついに仇を討てると思ったその時、彼らの末の妹、静奈が犯人の息子を好きになり、復讐計画が変化していく。「この物語は私が書いたものではない。登場人物たちが作り出したのだ。」(東野圭吾)

【東野圭吾プロフィール】
1958年大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業。1985年、メーカーの技術者として働きながら書いた「放課後」で、「江戸川乱歩賞」、1999年には「秘密」で「日本推理作家協会賞」を受賞。その後、「容疑者Xの献身」が大人気となり、2005年度の「週刊文春ミステリベスト10」、「このミステリがすごい!」、「本格ミステリベスト10」の3つで1位となり、2006年には「直木賞」と「本格ミステリ大賞」に輝いた。

東野圭吾さんのファンサイト http://from1985.pekori.to/keigotaku/

日本の若者のレジャーと友情

前回は、日本の若者の恋愛観について分析したが、今回は、レジャーや友情に対する考え方を見てみよう。
 
日本のテレビドラマは、アジア各国でも人気がある。だが、日本の多くの若者たちが「いちばん好きなテレビ番組」というと、バラエティ番組だ。「いつも好きなスターが出ているので、何となく見続けてしまう」、「最近のバラエティはおもしろい問題が出てきて、いろいろな知識が学べる」など、理由はさまざま。続いて2位はニュースだが、3位以下からは男女で大きな差が出ており、女性はドラマ、男性だとスポーツ番組を挙げている。
 
また、「好きな音楽をどうやって入手するか?」という質問には、半数の人が買ったり、借りたりすると回答。日本ではCDやDVDを貸し出すレンタル店が発達しており、多くの人が借りてきたCDをパソコンやMP3に落として聴いている。また、携帯電話やパソコンで音楽をダウンロードする人も増えている。ライブでのパフォーマンスやコンサートについては、男性より女性の方が熱心といえる。女性の方が他の人と一緒に行動したり、何かを共有することで友情を深めたりするのが好きだということと関係あるのかもしれない。
 
そして、「一番人気のあるスポーツ」では、1位と2位が水泳とジョギングで、女性では約40%、男性では54%の人が、毎週少なくとも1回運動をすると回答している。その女性たちの半数が、ダイエットやストレス解消のために運動をするのに対して、男性は体力をつけるためという人や運動好きな人が多い。

さらに、交友関係についても見てみよう。「親友と恋人とどちらが大切か?」というような、恋愛中の人にとっては最も気になる問題については、現代の若者たちは以前よりもはっきりと「友情第一」を選択。意外だったのは、友情を選ぶ女性は70%で、男性より10%近く多かったことだ。女性より男性の方が友情を大切にするという古くからの仮説は、もはや崩れ去ったかもしれない。そして、恋人を選ばない理由としては、多くの人が「恋愛で傷つくとつらい」「いつも一喜一憂するのがイヤ。友だち達と一緒だと、安心だしリラックスできる」としている。

そのため、「友だちをどんなことばで表せるか」という質問には、大多数の人が「宝物」と答え、他には「心の支え」「空気」「家族」というものもあった。

photo by(C) Tomo.Yun

男女研究所で心理を読み解く
  http://l25.jp/index.php/m/WB/a/WB000600/tpl/laboratorymenu001_00/bkn/menu/num/10/ccd/051/rfg/1

大阪・道頓堀に登場 白いタイヤキ

【コラム編集:飾磨亜紀】日本では子どもから大人まで人気のタイヤキ。魚の鯛をかたどったこのお菓子に「白いタイヤキ」があるのをご存知だろうか?その白いタイヤキのお店が、大阪・ミナミの道頓堀にオープンした。

白いタイヤキについて少し調べたみたところ、九州で人気が出て、全国にも徐々に広まりつつあるという。なぜ白いのかというと、小麦粉の代わりにタピオカ粉を使って生地を作っているからで、その中に、黒あんや白あん、カスタードなどを入れて焼いている。この店では、上の3つの味のほか、抹茶、チョコ、焼きイモが現在、販売されている。

いざ食べてみると、生地のもちもち感がけっこう美味しい。ふつうのタイヤキだとパリッとした生地が特徴的だが、これとはまったく異なる新しい味わいだ。さらに、カスタードなどとの相性もよく、思わず2個、3個といろいろな味を食べ比べてみたくなる。

一番人気はカスタードといい、卵をたっぷり使ったというクリームが口の中でとろける食感はなかなかいける。またチョコは、甘党な女性たちに人気だそうで、最近登場したという焼きイモも甘すぎず、この意外な組み合わせ、タイヤキの常識を覆すような独特の味わいが楽しめる。

白いタイヤキは、1個160円から200円。6種類がギフトボックスに入った道頓堀セットもある。場所は、道頓堀にある「カニ」で有名なかに道楽を東に歩くとすぐ。くいだおれの町・大阪の中でも特に激戦区の道頓堀で、新たなスイーツ、大阪土産として名物になれるか?

道頓堀 白いタイヤキ http://www.momoko300.com/taiyaki2.html

千年銀杏に想う

何度もその姿に接してきているというのに、そびえ立つその銀杏の木が見えたとき、今回もなぜか胸がどきどきしてきた。また肌寒い秋風の中で、あのように多くの人々が自分と同じように落ち葉を踏んで鎌倉の鶴岡八幡宮に参拝に訪れていたということも、思いがけないことだった。

秋雨がしみ込んでいるからだろうか。八幡宮の境内のじゃり道を踏む足が、意外なほどの粘りを感じていた。真っ赤な門柱は久しぶりの陽光の元で、目を奪うような鮮やかさを見せている。本殿に通じる61段の石段の左側に「鎌倉最大の樹木」と呼ばれる、高さ30.5メートル、樹冠7メートルの大銀杏が立っている。樹齢千年を超えているというのに、依然として幹はまっすぐにそそり立ち、枝葉が茂って生き生きとしている。

数人が手をつないでやっと周囲を取り囲める巨大な木の根元にたたずんで、木にめぐらされた、相模原市川尻八幡宮奉納の直径45センチ、重さ300キロのしめ縄を見上げると、昔のできごとが煙となって吹き寄せてくるような思いがする。――約800年前の1219年、三代将軍の源実朝はここで、木の後ろに潜んでいた甥に刺殺されて権力を奪われた。そのためこの大銀杏は「隠れ銀杏」という不名誉な名前を背負うことになった。約50年前の1960年、神奈川県はこの銀杏を自然保護植物に指定し、銀杏は一躍「県の木」となり、古都鎌倉のシンボルになって、ようやく陽の目を見ることになった。ところが4年前の2004年、非常に強い台風で多くの枝が折れ、元気いっぱいだった千年銀杏は満身創痍になってしまった。……今日、枝葉を茂らせ、錦秋の中あちこちから来る人々を迎える姿には、時間の果てしない威力を感じさせられる。

「千年ですって、すごいわね!」「この銀杏は神様みたいだね!」……白髪交じりの老夫婦の会話が耳に入り、見上げると、次第に緑から黄色に変わろうとしている銀杏の葉が、秋風にさらさらと音をたて、まるでつぶやいているように思えた。人の手で銀杏を植えた場合、60年かかってようやく花が咲き、実がなるのだそうだが、目の前の千年銀杏は、天地の水分を得て、日と月の光を受けて、地に根を張り、霜の冷たさに耐えて今日まで成長してきた。その年月には朝夕の鐘が寄り添い、果てしない年月が経過し、命の輪廻と歳月の精華を一身に集めているのだ。

ふと、祈りを捧げたり、木を見上げたりしている人々を振り返ると、周囲の賑わいが一瞬のうちに静けさに変わったように感じられた。秋の午後の夕陽の光が千年銀杏の枝葉の間を貫いて、私の涙で濡れた瞳に届き、その刹那、千年銀杏の集めた果てしないエネルギーが私の心に注がれたように感じた。

「南京ふれあいの場」がオープン!

国際交流基金の「日中交流センター」が計画、出資して、中国・南京市金陵図書館内に設けた「南京ふれあいの場」が、12月1日にオープンする。

すでに中国にある4つの「ふれあいの場」(成都、長春、延辺、南通)と同様、「南京ふれあいの場」は、活発な活動と多彩なプログラムを持つ日中文化交流の窓口となる。交流窓口の会員(無料)になると、日本の最新の流行情報が閲覧できたり、ビデオを見たりすることが可能。また、日本人との交流活動にも参加することができる。

さらに、ふれあいの場では、若者に人気の「Cancam」、「アニメージュ」、「Myojo」など16種類の日本の雑誌や日本関連書籍(小説とマンガが中心)が1000冊、最新の流行音楽のCDやDVDも100枚、日本と時差なく提供され、これらは今後も増やしていく予定という。また、他のふれあいの場では、過去に日本語コーナー、日本人タレントによる講演会、日中カラオケ大会などが何度か開催されており、日本の伝統文化を紹介する「いけばな鑑賞会」、「和服鑑賞会」などの活動も行われ、来場者から好評を博している。

南京ふれあいの場のオープン前夜となる11月30日には、コンサートが開かれる。海外で人気の女性ユニット・HALCALIが、美しい歌声を披露する予定。生き生きとした日本を感じたい皆さん、この機会を逃さないように!【執筆:許莎】

南京ふれあいの場
開館時間:月曜〜金曜 10:00〜17:30 土曜・日曜 13:00〜17:30(原則として閉館日はなし)
所在地:江蘇省南京市長江路262号金陵図書館1F

日中交流センター/ふれあいの場   http://222.73.5.240/chinese/fureai/ (日、中)

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