【驚きの築地市場】1935年開業の日本最大の魚市場で、面積はわずか23万平方メートルだが、毎日日本全国と全世界からやってくる約450品種、2300トンの水産品がここで交易される。東京には同じ性格の市場が11ヶ所あるが、築地市場の王者としての地位に代わることができるところはなく、日本全国の魚の価格を決定づける存在である。2008年に香港人が44万香港ドルで276キロのマグロを競り落としたが、今年の一月、その記録は269キロのマグロを464万人民元の超高額で競り落とした人によって破られた。
【築地市場の変遷】江戸時代に徳川家康は大阪の漁民を江戸湾に移し、幕府に献上させた後に残った魚を日本橋の魚市場で販売させた。この魚市場は1923年の関東大震災で破壊され、やむなく外国人居留地を借用して臨時の魚市場としたのが、築地市場の始まりである。2004年7月に東京都は、「豊洲新市場基本計画」を制定し、2012年に築地市場を江東区の豊洲新市場に移転することを策定したが、反対意見が多く、移転は暗礁に乗り上げている。
【築地で絶対行くべき二つの場所】一つは、早朝5時半から始まる、世界的に有名なマグロのせりである(見学者は一日140人限定)。売り手が大きな声で売値を叫び、非常に活気のある情景である。場内は撮影可だが、フラッシュはNGである。また、魚を運ぶ車を避け、仕事の邪魔にならないように気を付けなければならない。二つ目は、場内市場の39の飲食店と、場外市場の350以上の商店である。たいへん新鮮な海産物を味わった後は、厳選された上等な魚や貝の干物を買ってお土産にすれば、きっとすばらしい思い出になるだろう。(姚遠撮影、執筆)
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タイトル:「鯛のビル」 場所:東急ステイ東銀座 撮影のポイント:鯉の滝登りのように、巨大な鯛ががんばっている姿は、築地市場を象徴するようだ。45度の対角線を選んで、魚の図案全体を収め、動きと迫力を表現した。 使用フィルタ:Lo-fi(建築壁面のタイルの質感を強調する。フレームの装飾効果。) | |
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タイトル:「休憩室前」 場所:築地市場休憩室 撮影のポイント:祭りの騒ぎ場面を避けて、休息場面を選んで人物群像を描き出した。背景は図案的な色彩が強いが、下部三分の一の人々が画面を活性化させている。 使用フィルタ:Hefe+彩度−フレーム(絵画的な温かい雰囲気を作り出し、フレームを除去して情報量を増加する。) | |
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タイトル:「私の順番」 場所:築地すし鮮 撮影のポイント:外国から来た子どもたちが、マグロの看板と写真を撮っている。カメラを持った女性と右側の子供は待ちきれない様子だが、撮影されている女の子は協力してくれない。撮影の際の動きのある場面を捉えた。 使用フィルタ:Lo-fi+彩度(正午の陽光と影を強調する。フレームの装飾効果。) | |
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タイトル:「魚市場のイケメン」 場所:築地四丁目交差点 撮影のポイント:撮影する人物に近づき、大胆にシャッターを押した。人物と築地を象徴する発泡スチロールケースのそれぞれが画面の半分ずつを占め、男性のまじめな表情が、魚市場の仕事の忙しさを浮き上がらせている。 使用フィルタ:Sutro(早朝のまだあたりが暗い雰囲気を表現する。フレームの装飾効果。) | |