第19回 皇居外苑

【皇居外苑の概要】丸の内と皇居の間にあり、凱旋濠、日比谷濠、馬場先濠、大手濠、二重橋前の湟池などの12の濠に囲まれた約115坪の緑地から成る国民公園である。木々や芝生の緑が豊かで、東京では珍しい大面積の緑地の一つとなっている。南側の皇居に通じる特別通路「二重橋」の下の濠の水面は鏡のようで、柳が映って美しく、皇居で最も美しい場所とされている。

【皇居の歴史】最初は、江戸幕府が1457年に建設した江戸城であった。明治維新で江戸幕府が終わり、明治天皇が統治権を奪回して、日本の首都は京都から江戸に移り、皇室一家も京都から東京に移り住んだ。明治の皇居は1888年に建てられ、1945年に東京大空襲で焼失したため、60年ほどしか使用されなかった。現在の皇居は1968年に再建されたものである。

【皇居外苑のこぼれ話】皇居外苑には砂利が敷き詰められた広場があり、これは昔の江戸城の工法を援用したものである。砂利が敷かれていると、人や馬が通った時に音がするので、将軍を忍者の襲撃から守ることができる。また整然と並べられた丸い石は福建省産出のもので、日中国交回復の時に皇室に贈られたものである。二重橋は普段は一般に開放されていないが、毎年新年と天皇誕生日(1月2日と12月23日)に開放される。(姚遠撮影、執筆)

タイトル:「天地の間」
場所:皇居外苑の松と芝生
撮影のポイント:外側に適切な撮影ポイントを探し、できるだけ地面に近いところから撮影した。上部の垂れ下がった松の枝と、芝生に映った影が臨場感を増加させている。
使用フィルタ:Lo-fi+彩度−フレーム(質感を強調し、フレームをはずして映画スクリーンの雰囲気を作り出す。)
タイトル:「一人」
場所:皇居外苑の堀
撮影のポイント:画面を三つに分ける構図で、薄いブルーの空と砂利の間に、濃い緑の木々と柵が挟まれ、通行人の小ささによって皇居の広大さを際立たせる。
使用フィルタ:Lo-fi(空と木々、地面とのコントラストを強調する。フレームの装飾効果。)

タイトル:「青銅時代」
場所:二重橋附近
撮影のポイント:対角線からの放射状の構図が、近くから遠くへと並ぶ青銅の欄干に重い質感を与える。おしゃれな少女が放射線の交差する場所に登場し、見る者の目を引きつける。
使用フィルタ:Lo-fi+彩度−フレーム(照明の暖色を強調し、フレームによる奥行きを排除する。)
タイトル:「走る人」
場所:皇居外苑の外側
撮影のポイント:構図は「青銅時代」と同じ。撮影対象を一般の観光客から「皇居周辺のジョギングブーム」の象徴である「走る人」に変えた。スポーツウェアが目立っている。
使用フィルタ:Lo-fi(照りつける太陽の光が丸石に投影してできた美しい形をくっきりと描き出す。)

皇居外苑へようこそ http://www.fng.or.jp/koukyo/koukyo-index.html  皇居外苑 http://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/index.html

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