【明治神宮概要】明治神宮は1915年から1920年にかけて建てられた、明治天皇と昭憲皇太后を祀った神社である。日本全国から寄せられた大樹が12万本あり、品種は365種にのぼる。総面積は70万平方メートルで、東京都心で最大の緑地となっている。毎年正月の初詣には、三日間で300万人ほどの人がここで新年の幸せを祈願する。また、七五三などの行事で訪れる人も多い。
【神宮周辺について】神宮の本殿は第二次世界大戦で消失し、その後再建されて1958年11月に完成した。有名な表参道の終点は山手線を越える高架橋の「神宮橋」であり、原宿駅前から神宮に参拝する時に必ず通る道である。南側は代々木公園、西側は明治神宮球場、南の塀の外は表参道、正面は国立代々木競技場である(1964年に東京オリンピックのために建設された)。
【神宮の鳥居の話】神宮橋を過ぎると大鳥居がある。高さ12メートル、幅17メートル、柱の直径は1.2メートル、重さ13トンで、日本最大の木造の鳥居である。最初の鳥居は1966年に落雷によって破損し、台湾で建材用の巨大ヒノキを探すことになった。そしてついに海抜3300メートルの山の中で、樹齢1500年の大木を見つけ、1975年末に鳥居は再建された。(姚遠撮影、執筆)
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タイトル:「鳥居」 場所:神宮橋前 撮影のポイント:しゃがんだ姿勢で撮影し、できる限りレンズを地面に近づけて鳥居と森林の高さを際立たせる。多くの人を入れずに、一人だけをレンズに収め、静けさと荘厳な雰囲気を強調した。 使用フィルタ:Inkwell(樹木と砂利の質感を強調すると共に、重量感のある歴史を感じさせる。) | |
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タイトル:「朝陽」 場所:明治神宮内 撮影のポイント:早朝の朝陽が森林に差し込むのを描写するためには、前後の立体感が強く感じられる木を探す必要がある。さらに、太陽が見え隠れするようにして、放射状の光芒を表現することができた。 使用フィルタ:Hefe(画面の周囲をやや暗くして、森林の深さを強調した。) | |
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タイトル:「酒樽の壁」 場所:明治神宮内 撮影のポイント:並べられた商品を撮影して、奥行きを強調する場合は、そろったラインを画面の外のどこかで交差させる必要がある。酒樽の後に伸びる枝と緑陰は、撮影した場所を明るいものにしている。 使用フィルタ:Earlybird(画面全体を薄暗い色調にして、古い映画のような効果を作り出す。) | |
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タイトル:「朝の祈り」 場所:明治神宮外 撮影のポイント:早朝の出勤途中のサラリーマンが、敬虔な様子で外から神宮に対して黙々と祈っている。人物は画面の三分の一以下で、大半は樹木と草地が占めている。後方のカラスが重要なポイントになっている。 使用フィルタ:Sutro+上下のぼかし(画面の中ほどをやや明るくし、人物の顔を強調する。) | |