華やかな選抜イベントと大々的な宣伝を経て、8月18日、超人気少女アイドルグループ「AKB48」のニューシングル「ヘビーローテーション」が発売された。AKB48の最も重要な活動場所である秋葉原電気街では、あちこちでこのニューシングルの目を奪うようなポスターや、大規模な店頭プロモーションが行なわれ、まるでお祭りのように賑やかである。
AKB48は、2005年12月の結成当初には48人の美少女メンバーから構成されていたが、現在のメンバーは100人を超え、日本で史上最大規模のタレントグループとなっている。メンバーはチームA、チームK、チームB、及びいくつかの小さなグループに分かれている。常に青春を謳歌する美少女中学生たちのイメージで登場し、一目見ただけでも忘れがたい印象を残す。
テレビでしか見られない多くのタレントと違って、AKB48は「会いに行けるアイドル」というコンセプトで、ほとんど毎週、秋葉原ドンキホーテビルにある専用劇場で公演を行っている。AKB48のファンにとって、「スター」はもはや遠い存在ではなく、すぐ身近な存在だ。そして彼女たちの成長過程を見ながら、自分たちも仲間として一緒に成長していくことができるのだ。これが、グループが結成されてから人気が常に高まっている理由の一つである。これまでにAKB48が発表したオリジナル曲は200曲を超えている。
今回の新曲の宣伝も、綿密に計画された。まず春に「AKB48第2回総選挙」が行われた。これは、中国のテレビ番組「超級女声」と同じように華やかで残酷なイベントで、上位21人だけが歌を歌ってMVに登場することができる。前回の総選挙で1位だった前田敦子と2位だった大島優子が、今回の選抜では逆転し、大きな話題となった。
AKB48のこれまでのシングルと同様、新曲の「ヘビーローテーション」にもタイプAとタイプBの2種類があり、ジャケットから内容まで異なっている。Aのジャケットは「第2回総選挙」の上位3名である大島優子、前田敦子、篠田麻里子の写真で、Bは大島優子1人である。特典として、写真集が1冊と、次回のファンイベントの入場券がついている。(松鼠執筆)