真夏のような熱い恋愛。恋人と過ごす夏の日は、どんなデートをしますか?大切な人と一緒に見る素敵な恋愛映画は、一生の思い出となるかも・・・。今シーズンはどんなラブストーリーが日本のスクリーンに登場するのだろうか?
北川景子、大塚寧々、岡田将生主演の「瞬(またたき)」が描くのは、大学生のラブストーリー。美大生の淳一と泉美は幸せなカップルだった。淳一が運転するバイクで桜を見に行く途中、トラックと衝突し、泉美は命を取り留めるが、事故のショックで記憶を失ってしまう。泉美は、恋人を失った苦しみと戦う中で弁護士の真希子に出会う。そして真希子に助けられながら、失った記憶を少しずつ捜し求めていく。空白の10分間に起こった事実は、極限状態の中で、2人が本能的に起こした行動であり、ある「愛のカタチ」だった。6月19日(土)から全国で上映。
「さんかく」は、自分が好きなダメ男「百瀬」と同居中の恋人「佳代」の微妙な倦怠期を描く。佳代の15歳で中学3年生の妹「桃」が、夏休みを利用して二人のところにやってきて、三人の共同生活が始まる。下着同然の部屋着で家をうろついたり、百瀬の耳元で可愛らしくささやいたりと、桃が奔放に振る舞う姿に百瀬は次第に心が落ち着かなくなる。彼女がいるのに、百瀬はまるで初恋のように桃に惹かれていく。二人の間に挟まれた佳代は間違った愛情表現で、百瀬を苦しめてしまう。ある夏に起こった“さんかく”関係の行方は・・・。6月26日(土)から全国で上映。主演は高岡蒼甫、小野絵令奈。
「恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方」「伝えたいことがあるんだ。瑠璃、俺・・・」田中武は、プロポーズを受けようかどうしようか考えている瑠璃に何かを伝えようとした時、ピアニストの槙原佑樹の起こしたアクシデントで命を落としてしまう。奇跡的に命を取り留めた佑樹は、自分の持つすべての記憶が武のものであることに気がつく。中学の時から、武は瑠璃のために料理を作っていたが、瑠璃は佑樹が作る、慣れ親しんだ味の料理を受け入れることができない。しかし、武の思いを伝えるための佑樹の行動に、瑠璃は少しずつ心を許していく。瑠璃が好きなのは、ピアニストの佑樹?それともシェフの武?あの晩に、武が瑠璃に伝えたかったのは何だったのだろうか?「ナポリタンのレシピを研究して、瑠璃の特別な日に作ってあげるよ」この二人の約束をめぐって展開する、温かくて切ないラブストーリーの主演は、相武紗季、眞木大輔、塚本高史である。9月11日(土)から全国で上映。(ff執筆)