「スティーブ・ジョブズ―偶像復活」の主人公、ジョブズが創り上げたアップル帝国は、ビジネスの神話とアイデア商品を次々に生み出してきた。iMac、iPod、iPhone、iPadなど、「i」シリーズの商品は、今や人々が日常的に語る話題となっている。通勤電車の中でも、大学のキャンパスや並木道でも、iPhoneを使う人を見かけないことはまずありえない。iPhoneの食品型カバーのブームがまだ冷めないうちに、また新しい「i」勢力の商品が市場に現れた。
一日の計は早朝にあり。サラリーマンの読者のみなさんは、寝坊したために重要なお客様との約束に遅れて、失敗の悔しさをかみしめたことはないだろうか?また、学生である読者のみなさんは、寝坊したために遅刻し、先生に呼び出されて叱責を受けた経験はないだろうか?もしこんな目覚まし時計を持っていたら、楽しい気持ちで新しい一日を迎えることができるだろう。目覚まし時計とトーストは、一日の始まりの象徴だと言う人がいる。目覚まし時計とトースターを一つにしたならば、大脳の深部でトーストの香りの誘惑を感じて、たちまち目が覚めるかもしれない。
幸いなことに、Michael Kritzerは早速この考えを行動に移してくれた。彼のデザインした新製品は、外観はトースターにそっくりで、充電器と目覚まし時計が一体になっており、iPhone4に適用される。名前は「Day maker」である。「Day maker」にはスロットが二つあり、トーストと同じようにiPhone4を「トースター」に入れることができるが、トーストのバターが真っ白なトースターを汚すという心配はない。「トースターの通風口」の傍には、グレーの分針とグリーンの秒針がついた時計盤があり、設定した時刻になると目覚まし時計が鳴り、iPhoneがトーストのように「トースター」から飛び出してくる。もう少し寝ていたい場合はiPhoneを押し下げてトースターで「もう少し焼」けば、一定時間後に目覚まし時計が自動的に鳴って起こしてくれる。
アメリカの十大発明の目覚まし時計を覚えておられるだろうか?その中の「走る」目覚まし時計は、すぐに起きないと、目覚まし時計を取るためにはしごで天井に上らなければならなくなり、「パズル」目覚まし時計は、音を止めるためには、どんなに眠くても時計の上にあるパズルを完成しなければならない。さて、「トースター」目覚まし時計の売れ行きはどうなるであろうか?(葉子執筆)