季節ごとに、家族や親戚に、あるいはその年にお世話になった友人、上司、先輩などに心のこもった贈り物をするのは、礼節を重んじる日本の昔からの伝統である。だがギフト市場の統計を見てみると、以前は毎年欠かせなかったお中元、お歳暮などの販売量が、近年は次第に減少しており、逆にちょっとしたプレゼントや旅行のお土産、誕生日プレゼントなどの、個人的な贈り物は増加しているという。そして「矢野経済研究所」が今年の1月に発表した、ギフト市場に対する調査によれば、一般には華やかに展開していると思われているバレンタインデーのプレゼントよりも、母の日のプレゼントの方が多いのだそうだ。
母の日に関するアンケート調査によると、回答者のうち96%が毎年母の日にプレゼントをしており、しかも今年の予算は去年より高くなりそうだ。セイコーウオッチが去年発売した母の日用の腕時計は、発売後すぐに売り切れた。どうやら、この年齢と関わりのないイベントについては、プレゼントの需要が今年もさらに拡大しそうである。そこでセイコーウオッチでは、今月23日に「ミッシェル・クラン」と「アルバ・アンジェーヌ」が母の日用にデザインした、数量限定の腕時計を発売すると発表した。
「アルバ・アンジェーヌ」は、1994年に、可愛らしさを好む女性たちのためにデザインされた、日常生活に適したブランドである。小さなケースは手を華奢に見せてくれるだけでなく、時計全体の軽さも表現し、文字板の数字とチェーンは同じ色で、10個のクリスタルが腕を繊細で魅力的に見せてくれる。定価は10,500円で、限定1000個発売される。「ミッシェル・クラン」は1981年に生まれたパリ発のアパレルブランドである。この時計のテーマは「母娘共有」で、白蝶貝の文字盤にピンクゴールドの針とローズカラーのクリスタルを施して、プレゼント用のエレガントさを高めている。定価は17,850円で、限定800個発売される。2つとも日常生活用防水タイプで、「アルバ・アンジェーヌ」には水森亜土さんのイラスト付きカード、「ミッシェル・クラン」にはミッシェル・クラン氏の直筆サイン入りカードがついている。子どもたちが一言感謝の言葉を添えれば、プレゼントそのものよりもさらに一年の感謝の気持ちを伝えられることだろう。
今年限定販売のモデルは、美しさに対する女性の気持ちと、「お母さんにいつまでもきれいでいてほしい」という家族の願いを考えてデザインされた。数量が限定されているので、発売の日を逃さないようにご注意を。 (moonlight執筆)
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