女の子の憧れのファッションイベント「第11回 東京ガールズコレクション2010 AUTUMN/WINTER」(TGC)が9月4日(土)にさいたまスーパーアリーナで開催され、同イベントで過去最多の延べ3万人を超える女の子たちの熱狂で包まれた。日本のリアルクローズを世界へ発信することを目指し、2005年から年に2回開催されているこのファッションイベント。11回目となる今回のテーマは「Back to the Classic Future」で、原点回帰という2010年秋冬の世界的なファッショントレンドの流れを汲みながら、今まで積み上げてきたTGCらしさをさらにグレードアップさせた新たなステージが作り上げられた。
まずオープニングに登場したのは土屋アンナ。アップビートな代表曲「GUILTY」を歌い始めると、観客席からは一気に歓声が沸きあがった。その後も長谷川潤、佐々木希、香里奈、山田優など人気のトップモデルたちが続々と登場し、ランウェイを囲んだスタンディングエリアには、モデルたちを少しでも近くで見ようと女の子たちが殺到。その他ゲストモデルとして、パリコレなど世界で活躍する冨永愛や、タレントとして人気のはるな愛、若槻千夏なども登場。さらに「kitson」のショーのフィナーレで、シークレットゲストの沢尻エリカが登場すると、会場のテンションは最高潮に!!ファッションショーの合間にはAKB48、氣志團、西野カナなどの人気アーティストのライブもあり、来場者たちはバラエティに富んだ企画を大いに楽しんでいたようだった。
ショーでは、今のトレンドを牽引する22のリアルクローズブランドが登場。秋冬らしく落ち着いた色使いに、ファーのアクセントをあしらったアイテムが目立った。当日のみ行なわれたアウター先行プレミア受注会も好評で、多くの人が携帯電話を使って商品をチェックしていた。TGCは、2011年には名古屋と北京でも開催されることが決定している。東京のファッション文化をより多くの人々に伝えるべく、日本各都市と世界へ、さらにその舞台を広げていくことになりそうだ。(林愛香執筆)