「一粒の砂に世界を見、一輪の花に天国を見る」という言葉がある。確かに科学的に見ると、どの一粒の砂も、どの一輪の花も唯一無二のものだ。しかし日常生活の中では、「世界に一つだけ」とは「得がたいもの」という意味であり、「究極のロマン」なのである。一方「世界に一つだけの花」というと、あの有名な歌がすぐに思い出される。
だが我々の人生には、記念すべき時がたくさんある。「唯一のもの」をそれの証拠にすることができたら、どんなにすばらしいことだろう。現代科学の発展によって、このような「唯一のもの」はすでに手に入るものとなっており、一輪の本物の「世界に一つだけの花」を注文することが可能なのである。
新鮮なバラの花に自分の気持ちや祝福の言葉をプリントして、プレゼントとして贈る。これが、花にメッセージを書くことができる「メッセージローズ」である。真っ赤なバラのはなびらに、美しい花のような字体で、自分の伝えたい気持ちや心からの祝福を書くのである。「世界に一つだけの花」であるバラを、自分にとってかけがいのない人に贈るのは、何とロマンチックなことだろう。
もちろん、愛情を表す赤いバラには限らない。母の日にピンクのバラを選んで、「お母さん、ありがとう」と書いてもいいし、友だちの結婚式に黄色いバラを選んで、「いつまでもお幸せに」と書いてもいい。バラの色だけでなく、プリントする文字の色も選ぶことができる。古典的な深い黒、高貴で典雅なシルバー、純潔の象徴である白など、どれも祝福を美しく彩ってくれる。
もし文字では充分に心を伝えられないと思ったら、小さなバラの上に自分の好きな図案を書いてもよい。子どもの誕生日に、子どもの好きなキャラクターが描かれたピンクのバラを用意したら、可愛くてとても珍しい感じがする。あるいはバラにラインストーンを埋め込むこともできる。11月に誕生日を迎えるお父さんに、11月の誕生石を表す黄色のラインストーンをはめ込み、「パパ、お誕生日おめでとう」と書いて贈ったら、このバラの花はお父さんの記憶に永遠に残ることだろう。
特別な日に「世界に一つだけの」プレゼントを用意し、永遠に忘れない記憶とする。多くの人にとって、それは幸せなことに違いない。(小雅執筆)