クレパスの島国慕情
突然ですが、問題です。あなたが最後にクレヨンかクレパスを使ったのは何歳のときですか?……様々な色に対する好奇心、心の中の情景を無心に描いたあの日々……童心を取り戻して、現代人のためのちょっと変わったクレパスを使ってみませんか?
日本全国12ヵ所(北海道、仙台、東京、横浜、鎌倉、金沢、名古屋、大阪、神戸、博多、長崎、沖縄)の景色や名物が配された6色のクレパス、そしてこれら6色で描き出した景色のイラストと物語が楽しめるミニ・ブックを組み合わせた「色彩紀行」が、イラストレーターの黒田征太郎、コピーライターの日暮真三、そしてサクラクレパスのコラボレーションで製作され、日本で大人気を博している。
クレパスの名称はすべて詩情溢れるものになっている。例えば、「札幌焼きとうもろこしの黄」「渋谷センター街茶髪の茶」「山下公園カモメの白」「鎌倉大仏さまの緑」「首里城守礼門の赤」などである。各地の色の名称を見ているだけでも面白い。また、それぞれのボックスにつけられた「金沢逍遥」「大阪慕情」「神戸洗練」「鎌倉散歩」などの名前を見ていると、想像の翼が広がりそうである。
クレパス「色彩紀行」は一箱450円、全部で12箱あり、バラでも購入できる。 |