日本で流行のソルトクリスタルランプ
最近、日本の主婦の間でホットな話題は岩塩ランプである。
岩塩は様々な鉱物を含んでいて味もよいため、たくさんの有名シェフが料理に使っている。しかしこの岩塩を今度は調味料ではなく室内装飾のランプとして使うのが、日本の一般家庭に流行しているのだ。
何百年も前の天然のヒマラヤ岩塩の結晶を使い、内部をくりぬいて電球を入れ、通電すれば室内に不思議な光が満たされ、その上天然のマイナスイオンが発生するので体にもよい。天然岩塩の原子構造は電気と深く関わっているのだそうだ。このパキスタン製の新型室内装飾ランプは、実に不思議な商品である。
この岩塩ランプの正式名称は「ソルトクリスタルランプ」で、サイズは大、中、小の三つがあって、大は 12,600 円、中は 9,450 円、小は 7,980 円である。価格は決して安くないのに、どうしてそんなに人気があるのだろう?
日本市場では三年前から輸入販売を始め、口コミも順調だったが今年に入って突然人気が爆発し、去年の 6 倍の 11,000 個あまりを売り上げた。多い日は一日に 70 個の注文があるという。おそらく心と体のリラックスを求めている日本の主婦が、日常の室内装飾の重要性に気づいたのだろう。
人工の電球だけではこのような温かい自然光を発することは難しい。このオレンジ色のソルトクリスタルランプは、人類と自然の融合の新しいヒントを与えてくれている。 (中嶌重富提供) |