おいしいアイスドッグ
若者の集まる名所といえば、東京では原宿をはずせないが、大阪ではアメリカ村を上げなければならない。東日本と西日本で人気の「美食」というなら、原宿では「クレープ」、そして心斎橋筋のアメリカ村では「アイスドッグ」である。今、この名物を食べるために日本全国各地からアメリカ村にたくさんの若者がやってくる。
この「アイスドッグ」を販売しているのは、アメリカ村の「三角公園」にあるアイスクリーム店「六甲牧場荒井」である。二年前に開店したとき店の主人である荒井栄子さんが、冬にあつあつで食べる食べ物を考えて、ホットドッグパンを軽く油で揚げてから約 15cm の長さのアイスクリームをはさんでみたところ、熱いものと冷たいものの絶妙な取り合わせであっという間に名物になってしまった。
アメリカ村付近では噂が噂を呼び、さらに去年はメディアで大いに宣伝したため、お客がひきもきらない有様である。現在毎日平均 100 個を売り上げ、週末は 200 個を超えるそうだ。
遠くからやってくるお客さんが閉店でがっかりしないように、「六甲牧場荒井」は「年中無休」を貫いている。パンにはさむアイスクリームは、牛乳、生チョコ、抹茶など五種類あり、値段は一律 300 円でお客を引き寄せる目玉商品になっている。
大阪に来る機会があったら、このおいしいアイスドッグを食べるのを忘れることのないように! |