東京の珍しい博物館
●ペン・ステーション
京橋の万年筆メーカー、パイロットコーポレーションが運営する筆記具ミュージアムである。一階はカフェで、二階の展示スペースでは筆記具の歴史や万年筆の種類などを見ることができる。ここにはエジプトのロゼッタストーンのレプリカ、パピルスや古文書、昔のタイプライター、そしてアイロン(これも筆記用具だろうか?)まで展示されている。また万年筆の構造の進化も見ることができ、その製造方法や機器発展の歴史も学べる。宣伝広告の歴史についても、横書きの文字を右から左に書いた時代から、テレビコマーシャルの時代まで紹介している。大橋巨泉の「はっぱふみふみ」の広告などは、その年代を知っている人にとってはたいへん懐かしい。一方で、大正、昭和初期の英国ダンヒル社との提携による蒔絵の万年筆シリーズ「ダンヒル・ナミキ」のコーナーでは、蒔絵の作り方の解説が興味をひく。 (Nyanya 執筆)
●切手の博物館
切手の博物館は 豊島区 目白にある。毎年バレンタインデーの頃には、来館するカップルに無料でハート型の「ばらの切手」を配っており、チョコレートの香りのついた「愛の切手」を買うこともできる。希望すれば、それぞれの手のひらにハート型のLOVE消印を押してもらって愛の証にすることもできる。切手の博物館では、珍しい切手の鑑定も行なっており、鑑定委員会の認定を受けると正式な鑑定書が発行される。また、自分の写真を撮って、世界でたった一つの「自画像切手」を作って大切な人に送ることもできる。 |