たまごかけごはんブーム
日本の朝ごはんと言えば、もちろん「たまごかけごはん」である!
日本人は一人当たり毎年329個の卵を消費している、世界で最も卵好きの民族である。北海道のあるニュースサイトが「たまごかけごはん」についてネット調査をしたところ、「よく食べる」が約80%で、「絶対食べない」と「食べたことがない」は約10%しかなかった。
去年の八月、FM放送で即興で歌われた「クルクルたまごごはん」も大人気で、CDまで出ることになった。10月30日の「卵かけご飯の日」には、島根県雲南市で「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」が開催された。雲南市の吉田ふるさと村が販売する卵かけごはん専用醤油「おたまはん」は、去年の5月以来すでに30万本を売り上げた。またシンポジウムの期間中にメディアが宣伝したため、注文が殺到し、11月14日以降の注文は年が明けてからの配送になるほどの空前の盛況となった。
たまごかけごはんは、ご飯の上で生卵を割り、醤油をかけて混ぜただけの簡単な料理である。しかしシンポジウムで全国から独創的な食べ方を募集したところ、「卵黄だけ使う」「卵全部を使う」「卵を割って直接ごはんにかける」「まず別の容器に入れる」「あつあつのご飯にかける」「冷たいごはんにかける」「卵のほかに海苔や唐辛子を加える」などなど、なんと作文228件、論文5件、レシビ109件、キャラクターデザイン466件と様々な食べ方が集まった。
和食の定番としてのたまごかけごはんブームは、しばらくの間続きそうである。 |