子供のお仕事体験施設
東京の豊洲地区では、現在大規模な開発が進んでいる。高層マンション、ビジネスセンター、大学などが林立する「新副都心」に、今年10月とても面白い施設「Kidzania(キッザニア)」が誕生する。
これは日本初の、子供のための職業・社会体験施設である。中にはテレビ局、レストラン、スーパーなど、実際の社会と全く同じ50の施設があり、それぞれが3分の2のサイズで一堂に会している。子供たちはここで様々な職業を体験して報酬をもらい、施設内で飲食や買物など種々のサービスを楽しむことができる。「お金」を使い切らなかった場合は、貯蓄することもでき、利息も付く。
1999年、メキシコに世界初のキッザニアが誕生したが、年間82万人が訪れ、内227日が満員になるなど、大成功を収めた。そして、今年の秋にはいよいよ東京に登場することになった。東京のキッザニアは最大1500人収容可能で、毎日10時〜15時、および16時〜17時の2部制になっている。
施設に入ると、まず施設の地図が配布され、「空港」の搭乗カウンターに行った後、お金を「銀行」で専用貨幣「kidzo」に交換する。入場時に50 kidzo交換すると、5時間楽しむことができる。買物などでは10 kidzo を支払い、仕事をすると8 kidzoをもらえる。働けば働くほどたくさん報酬が出て、本物の社会と全く変わらない。
飛行機のパイロット、テレビ局の司会者、新聞記者、医者、警察官などなど、様々な職業が用意され、子供たちがそれぞれの才能を発揮してすばらしい社会を創り出すのを待っている。 |