ミニチュア文具が大人気
携帯電話が全世界に普及してから、携帯ストラップとしてのミニチュア玩具が人々の視線をひきつけてきた。文具メーカーのコクヨでは、7月末からコクヨの製品とまったく同じ形のミニチュア文具を発売している。1万種以上の文具商品群から選び出した8種の最も魅力ある商品について、忠実にミニチュア再現をしている。価格は157〜315円である。
この8種の商品は、30年余り前から人気を誇っている「キャンパスノート」、スティックのりの「プリット」、さらに3年前に話題になったでこぼこ型の消しゴム「カドケシ」であり、それぞれ微妙な細部まで成功に作られていて、発売1ヶ月で27万個も売れている。
さて、いまや文具メーカーまで、マーケティングの目標を女子高校生やOLにしぼったのだろうか?このことについて、コクヨではこう説明する。「これらの製品はケイタイストラップ専用ではなく、それ自体が実用的な文具なんです。だから、男性サラリーマンにも魅力的なはずです。」
確かに、去年の三月、24時間コンビニエンスストアのサークルサンクスで様々なメーカーのミニチュア文具を販売することが提案され、まず3種を各店に置いてみたところ、1年で85000個も売れている。精巧に作られた実用的なミニチュア文具が、各界の人々に注目されているのは間違いない。
ケイタイだけでなく手帳やかばんにつけるのも楽しい。(中嶌重富提供) |