涼宮ハルヒの憂鬱
毎日やることがなくてつまらない?それなら、「SOS団」に入らなくちゃ!「SOS団」っていうのは、「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団」の略称。今日本では「涼宮ハルヒの憂鬱」の漫画やアニメが超人気なんだ。聞いたことないなんて、遅れてるよ!
これは、涼宮ハルヒが宇宙人や超能力者などを探し出して一緒に遊ぶために作った「SOS団」を描いた、非日常系学園ストーリーである。物語は、主人公(男子高校生キョン)の一人称で進行し、個性的な人物が次々登場して、新鮮で奇抜なストーリーが展開する。著者の谷川流はこの作品で、角川書店の「スニーカー大賞」を受賞し、シリーズ作品8巻を合計して300万部が売れた。
アニメの第1話は、いきなり原作の第六巻から始まり、ハルヒが映画を撮影する物語を描く。錯綜する構成、揺れる画面、……細部にまでこだわりの追求があり、「超監督」涼宮ハルヒの個性が溢れ、ハルヒを中心として回る世界が作り出され、SF映画のような効果を生み出している。
物語の時間軸と放映される順序がわざとばらばらになっていて、見る者に「次はどうなるのかな」という好奇心を起こさせ、一つ見たら続きを見るのをやめられなくなる。「涼宮ハルヒの憂鬱」のDVDは7月から毎月一本ずつ発売されている。オリコンでも、「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメの挿入曲は上位に入っている。 |