世界に広がる日本のアニメとマンガ
●ドイツのアニメ・マンガイベント
今年の1月20日から22日まで、ドイツのノイシュタット・アン・デア・ヴァインシュトラーセで、アニメ・マンガ・日本文化ファンのためのイベント、Bonenkai( 忘年会)が開催された。主催はEkkelhard Holzer氏。ヨーロッパ中から、ゴスロリやアニメのキャラクターに扮した2000人以上の参加者が駆けつけた。
日本舞踊や日本太鼓の公演、着物の着付けや習字などのワークショップが開催され、特に今回、初のヨーロッパ出展となるドール販売企業やプロのドール作家も日本から参加し、注目を集めた。
また、ドイツの出版社もブースを出展しており、漫画家を目指すアマチュア作家も作品を発表する絶好の機会となったようだ。
日本食レストランもスタッフの手によって運営され、ラーメンやお好み焼きなど、普段食べることのできない日本の味に、参加者は舌鼓を打った。
夜は会場がディスコに変身。日本のポップスに合わせて踊ったりして、日本文化ファンたちとの交流を深めた。 (仲村佳子執筆・撮影)
●中国とのアニメ提携
携帯電話の付加価値サービスで有名な日本エンタープライズは、先ごろ中国の江蘇省にある江南大学との間でアニメーション産業の提携プロジェクトに調印した。今後、江蘇省無錫市でデジタル・アニメーション産業を構築し、人材養成と活躍の場の開発など多くの新分野で協力を行う。まず、無錫に江大瑞思動漫産業教育センターを設立し、今年9月には450名の学生を募集する予定である。
日本エンタープライズは、業界でもトップレベルの上場企業であり、世界18ヶ国に対して携帯電話情報サービスを行なっており、去年5月には北京に支社を設立した。今年2月10日には東京で、無錫市政府がアニメ産業と工業デザイン産業への投資を求める説明会が開催された。 |