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MotoGP世界選手権観戦レポート

 9月18日(日)。栃木県ツインリンクもてぎにてMotoGP世界選手権第12戦が開かれた。

 このレースにはMotoGP、250cc、125ccの3クラスがあり、この中でも最高峰のMotoGPでは年間で17戦し、年間の総合チャンピォンがきめる。今までの戦績は昨年まで、HONDAのトップライダーだったロッシ選手(イタリア)が今年YAMAHAに移籍し、11戦中9勝と圧倒的な強さを見せている。

 今回の日本で優勝すれば、12戦にして早くも年間チャンピォンが決まってしまうという前評判のレースであった。F1レースに比べて、マシーンの性能よりもライダーのテクニックよって勝敗が決まるという2輪車レースにおいては、ロッシの存在が大きいという中でレースが始まった。HONDAとしては、マシーン性能にて他社に勝り、勝つという意気込みでレースに望み、その意気込みが伝わってきた。レースは前日までの2日間で予選を行い、DUCATIのカピロッシ選手(イタリア)が予選1位のタイムでポールポジションをとり、スタートした。前半はHONDAのビアッジ選手、メランドリ選手、DUCATIのカピロッシ選手の先頭しのぎ合いで始まった。

 日本人期待の玉田選手(HONDA)と今回の最有力優勝候補のロッシ選手(YAMAHA)は先頭の次のグループで好位置につけ、先頭のグループを常に伺うというポジションで続き、そのロッシがまさに先頭グループの一角に踊り出ようとしたそのときにアクシデントがおこった。

 先頭グループにいたメランドリ選手にロッシ選手のマシーンが後方から追突し2人のマシーン破損し、途中棄権してしまった。幸い2人は無事だったが、出走20台中11台完走と大変なレースになった。

 結果としては、予選第1位のDUCATIのカピロッシ選手がHONDAのビアッジ選手に競り勝ち、今期初勝利をあげた。

 生まれて初めてみる2輪の世界最高峰レースは、直線コースでは時速340km以上でるといわれるスピード感、また90度のカーブやS字、V字カーブでのコーナリングでの体を地面につけんばかりの走行や、その中で繰り広げられる危険を伴った競り合いといった迫力あるシーンを生で体験することができた。

 HONDAの広報部の方に是非一度体験して見て下さいといわれたことが、無駄でなかったと思った。又、観戦時に隣に座らせて頂いたジャーナリストの宮本喜一様からHONDAという会社の感想を聞かせて頂いた。

 「HONDAはいつでも勝負をしている。商売で利益を上げることで戦っていることもだが、レースでの戦いを続け、その中で、損得を省みず、夢中になって勝つために打ち込むことが、この会社が他の会社と違う。」といっておられたのが印象的であった。

 今回は私がPRESSの一員としてHONDA広報部様から招待され、一日レースを見させて頂いたが、我々がみているブースに突然HONDAの福井社長がお見えになり、皆様にご挨拶をしていた。HONDAのレース対する心意気やジャーナリストを大事にしていることを強く感じた。(市川 真文)

 
(C)2005 Dorna Sports, S.L
MotoGP公式サイト http://www.motogp.com/ja/motogp/
 

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