日本人は中国のパンダに夢中
「おいら、こぱんだ。いやー、みんな毎日見てくれちゃってありがとさん。……」これは、笑いを誘うブログ「となりのこぱんだ」に登場する生後 5 ヶ月の「網網(ワンワン)」のつぶやきである。このパンダは、去年12月15日にSo−netが運営する女性向けサイト「Cara Carina」に登場したところ、あっという間に日本全国のOLたちの心をつかんでしまった。
Cara Carina は去年8月、四川臥龍中国パンダ保護研究センターと共同でセンター内にネットワークカメラを設置し、パンダの子どもが毎日生長する様子を日本の女性たちに向けて送信するという初めての試みを行なった。またネット上で子パンダの名前も募集した。母親である「毛毛(マオマオ)」に「網網」が甘える様子は、本当に愛らしい。さらに面白いのは、ブログが、パンダがしゃべりそうな言葉で書かれていることである。担当者は、「パンダの心の声を聞きながらブログを更新しています(笑)」と言う。寒い冬の夜も、片手にコーヒーを持って片手でブログをクリックすれば、心の底から温かくなってきそうだ。
So−netはこのサービスを開始する前に、まず日本パンダ保護協会が代理で行っている「パンダ里親制度」に加入してパンダの「里親」になった。この制度の主旨は、飼育費と医療費を払うことによってパンダを絶滅の危機から救おうというものである。毎年5万円で誰でもパンダの里親になることができ、様々なパンダ関連のイベントに参加できるほか、パンダの命名をもでき、生後6ヶ月以後になったパンダを四川に行ってだっこすることもできる(毎年10回機会がある)。
超人気ブログ「となりのこぱんだ」は、今年の秋まで公開される。しばらくの間、日本の女性たちのホットな話題は、可愛いパンダの「網網」を離れることはないだろう。 |