2007年4月27日第14号(通巻第79号) 毎週金曜日発行  ブログ 中文簡体 中文繁体 バックナンバー
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大人の男性・女性をターゲットに、本格志向な店舗を135店出店する複合ビル。
4月27日 「新・丸の内ビル グランドオープン」 東京
3日間で100組のお笑いが登場する史上最大のお笑いフェスティバル。
4月28日 「“LIVE STAND 07”」 幕張メッセ
世界各国から来た1700人が300公演を行う世界最大級のクラシック祭り。

4月29日 「熱狂の日 音楽祭2007」 東京

ココアパウダーがかかった「ティラミス」とぱりぱりキャラメル入り「クリームブリュレ」が新登場。
4月30日 「ハーゲンダッツ新作発売」
日本・中国・韓国・台湾の若手アニメーション作家の作品を上映。
5月1日 「神奈川国際アニメーション映像祭」 神奈川県
大使夫人がガーデニングを通して自国の文化を表現。「料理フェスタ」も同時開催。
5月2日 「10ヶ国大使夫人のガーデニング」 東京
3日で3600店が出店される日本最大級のフリマ。イベントも盛りだくさん。
5月3日 「幕張メッセどきどきフリーマーケット」 千葉
 
家電製品・IT情報

一つの家電で一挙両得

●衣→アイロンとドライヤー
アイロンとドライヤーの二つの機能が、巧妙に一体化している。出張でも旅行でも、ホテルで必要になるのがアイロンとドライヤーだ。この一台さえあれば、頭の上から足の先まできちんと整えられ、しかもコンパクトで場所を取らない。(160×105×60mm、560g、3675円)

●食→トースター&目玉焼きプレート&コーヒーメーカー
パンを焼くトースターとコーヒーを作るコーヒーメーカーが一体化し、さらに卵焼きを焼くためのエッグプレートがトースターの上に置かれており、正に絶妙な取り合わせだ。この一台で、本物のアメリカン・ブレックファーストが作れるというわけだ。(410×230×200mm、3.4kg、8400円)

●住→エアバッグと低反発マットと温熱ヒーター
このマットには三つの機能が備わっている。一つは「快眠プログラム」で、マット内のエアバッグが体をほぐし、呼吸を楽にして短時間で眠気を誘い、朝起きるときは上半身を起きやすいように支えてくれる。二つ目は「低反発マット」で、体の圧力を分散して快適な寝心地をサポートする。三つ目は、「温熱ヒーター機能」で、寒い日にも温かく眠ることができる。(1000×100×2000mm、26万2500円)

●行→CDプレイヤーと温冷蔵庫
春夏秋冬の各季節に応じて温度を調節できる温冷蔵庫で、温度範囲は−3℃から65℃の間で調節可能だ。電源はAC220V/CD12Vの二つの方式がある。外出先でも自宅でも使用できる。気に入った音楽を楽しみながら、好きな飲み物を飲めるというわけだ。(210×270×270mm、2.8kg、1万4800円)

最新家電情報
 http://secondlife.yahoo.co.jp/life/master/article/b106myosh_00094.html
観光スポット・グルメ

アンパンマンミュージアム

先週の金曜日(4月20日)、横浜のみなとみらい21地区に「横浜アンパンマンこどもミュージアム」が開業した。面積は約6800平方メートルで、劇場を併設した3階建てのミュージアム、飲食・物品販売などの22店舗が出店するショッピングセンターと不二家レストランとのコラボレーションによるファミリーレストランから構成される。入場料は1000円で、営業時間は10時から20時まで、ショッピングセンターは入場無料である。

「アンパンマン」、「カレーパンマン」、「メロンパンマン」などの顔型パンが買える「ジャムおじさんのパン工場」、「アンパンマン」の登場人物のぬいぐるみが買える「ふわふわぬいぐるみやさん」、コロッケ、肉まん、スープ、おにぎり、ケーキ、ジュースなどが楽しめるファストフード店……さらに「アンパンマン」に関係のあるあらゆるグッズ、書籍、DVD、ファッション、バッグ、アクセサリー、工芸品などが買える店がそろっている。

もちろん、子供たちに一番人気があるのは、一階の「わんぱくタウン」、二階の「ふれあいタウン」、三階の「なかよしタウン」から構成されるミュージアム・エリアである。一階にはアニメやステージを楽しめる劇場があり、二階には子供たちが絵を描いたり歌ったりできるスペースが用意されており、子供たちはここで楽しく忘れがたい時間を過ごすに違いない。

「アンパンマン」は、童話作家やなせたかしが1968年に発表した作品が原型で、1973年に、あんぱんでできた頭部を持つ「あんぱんまん」の絵本が登場した。1988年にはテレビアニメが放映され、日本の子供たちに大人気となった。そして2002年から2006年まで五年連続で、「好きなキャラクター」の総合第1位に選ばれた。1996年に高知県に開設された「香北町立やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」は、毎年20万人近くの人が訪れている。

(C)2007 YANASETAKASHI/FROEBEL-KAN/TMS/NTV
横浜アンパンマンこどもミュージアム公式サイト http://www.yokohama-anpanman.jp/main.html
先端技術・出版・雑学

おとなの折紙

「山と渓谷社」が先ごろ出版したある本は、他愛のない内容ながら、なかなか売れ行きがよい。その名は、「おとなのおりがみ」である。

五千円札で作った壁の向こう側から、女流作家樋口一葉の顔がのぞいている。この作品の題名は「家政婦は見た」である。福沢諭吉がなぜひげを生やしてターバンをつけているのだろう?!ターバンの中央には、一万円の記号が輝いている。この作品の題名は「レインボー万」である。このように、「おとなのおりがみ」は日本のお札を使った折り紙の作り方を紹介した本なのだ。

紙幣を折るというのはちょっと不謹慎にも思えるが、日本ではお正月に紙幣を折って干支の動物を作ることもあったし、海外でも紙幣を折るゲームがあり、決して不謹慎ということはないのである。「おとなのおりがみ」は、日本折紙学会会員のアル中Masa(あるちゅう・まさ)氏の18の作品を収録し、折り方も詳しく載っており、イラストや文章やコメントもなかなか絶妙だ。アル中Masa氏は小さい頃から折紙が好きで、数年前にお札で折った猫が電車内の広告に使用され、2004年にはNHKが番組で彼の作品を取り上げている。

それにしても、苦労して作ったお札作品を壊してしまうのはもったいない。「おとなのおりがみ」で紹介されている作品を作ったら、そのまま貯金するという手もあるし、部屋に飾って楽しんでもいいだろう。「おとなのおりがみ」、アル中Masa著、山と渓谷社、1050円。

先日、お札を使った折紙を紹介する本を宝島社も発売した。「折り方」のみならず、お守りとしての「ご利益」についても解説しているという。『お札DEおりがみ公式「ダーバンの野口」のつくり方』、いそにしまさお著、宝島社、690円。(謝晨提供)

(C)2007 Yama-Kei Publishers Co., Ltd.

「おとなのおりがみ」公式サイト http://www.yamakei.co.jp/dsn/origami/

芸能・ドラマ・音楽

新鮮な曲をさらに新鮮に

「箱庭の室内楽」――昨年の夏、この個性的な音楽グループをここで紹介したが、彼らは先ごろ「幾何学的カーニバル」という新作CDを発売し、再び注目を集めている。

「幾何学的カーニバル」では、未発表の新曲に加え、前身バンド「bolbots」時代のものを含む既発表曲を新たにレコーディング、ミックスしたバージョンが収録されている。どの楽曲においても緻密なアレンジに支えられた抜群のメロディ・センスが光っており、まさに現時点でのBEST盤とも言える内容だ。また、話題となった1stアルバム「箱庭の室内楽」に収録されていた曲「絵」がアニメーションPVとなって収録されており、彼らの世界観を軽快かつ幻想的に表現している。

「箱庭の室内楽」のメンバーたちが敬愛するAxSxE(NATSUMEN)がエンジニアを担当、PVの映像監督は現在日本グラフィック界期待の新星、川崎友幹が務めている。才能溢れるクリエイターとのコラボレーションによって、力強さと美しさを兼ね備えた作品になった。

「箱庭の室内楽」のライブスケジュールは下記の通りである。是非、現場で彼らの音楽を体感してほしい!4月28日(土)Motion 新宿、5月4日(金)BASEMENT BAR 下北沢、5月19日(土)CLUB GOODMAN 秋葉原、6月2日(土)月見ル君想フ 青山

(C) 箱庭の室内楽

「箱庭の室内楽」公式サイト http://uncoc.com/hako/
 レコード会社の公式サイト http://www.perfectmusic.jp/

ゲーム・キャラクター

巨大なバーチャルデスクトップ

このニュースには驚いた!10000×10000画素のデスクトップ。ほとんど無限とも言える大きさで存在する画面を使用できるP2Pの無料ソフト――「World Desktop」の試用版が先ごろネットで公開された。P2P技術を用いて実現したこのバーチャルな共有デスクトップにおいては、全てのユーザに対して無料でバーチャルデスクトップ、ファイル交換、チャットなどの機能が提供される。

現実の世界で我々が知っているパソコンのデスクトップの広さは、大きくても24インチ(1920×1200画素)

あるが、「World Desktop」のデスクトップは、10000ピクセル平方のブロックが、縦横それぞれ1,208,925,819,614,629,174,706,176個も積み重なっているという、なんだか訳がわからないほど巨大な平面を共有するのだ!!!これはほとんど「果てしない」広さであり、ユーザは自分の好きなファイルをこのバーチャルデスクトップに送ると、画像ファイルが表示状態で公開される。また、「World Desktop」上では、壁紙の設定、ユーザ間の情報発信、チャット、交流、ファイルの検索など自分のやりたいことができる。

だが、「World Desktop」は非常に大きいので、自分の座標を覚えていないと、以前の位置がわからなくなる可能性もある。また、P2Pは違法ファイル共有の温床になりやすくウイルスにも感染しやすく、しかも現在のものは試用版にすぎないので、使用する時は十分注意してほしい。

「World Desktop」の動作環境は、Windows2000以上のOSで、バーチャルデスクトップの表示には、IE6またはFirefox2またはOpera9のブラウザが必要である。

(C)2007 WORLDDESKTOP PROJECT
WORLD DESKTOP公式サイト http://worlddesktop.net/index.ja.html

最後の文章の最後の句点を打ってほっと息をつく。明日から待ちに待った「ゴールデンウィーク」が始まるのだ。 毎年この日にはテレビで必ず「成田空港の出国ラッシュ」のニュースを伝えることからもわかるように、「ゴールデンウィーク」は「旅行」の代名詞になってしまった。私個人について言えば、「ゴールデンウィーク」は世界遺産の探訪を意味する。ここ十年あまり、中国、イタリア、オーストラリアなど、長い間憧れてきたたくさんの名勝や絶景への旅が、人生の中で忘れがたい思い出になっている。

だが今年のゴールデンウィークを前にして、ある小さなニュースが突然飛び込んできて、計画していた予定が乱されることになった。かつて訪れたとき、あまりのすばらしさに去りがたい思いにさせられた麗江古城で、今月初め、ガイドがナイフを振り回して20人を傷つけるという恐ろしい事件が起こったのだ。あのような美しい桃源郷のような場所、神秘的で静謐な魂の宿るような場所で、そんな血なまぐさく恐ろしい事件が起こるとは、思いもよらないことだった。

「世界遺産」、この何億何万年の地球史上で人類の発展の過程で残された、再生することのできない人工建築の遺産、人と自然が共に作り出した遺産、そして考古的遺跡の数々を改めて詳しく調べてみたい気持ちになった。これらの本来は人類が共に継承すべき文化と自然の遺産は、これからどんな運命をたどるのだろうか?

わが故郷を顧みると、張家界の美しい湖や滝は深刻な破壊や汚染に侵されている。黄山は閉鎖して整備することを余儀なくされている。最大収容人数が一万人の故宮は、毎年ゴールデンウィークに飽和度100%から200%の観光客を受け入れている。押し寄せる観光客が九寨溝や黄龍の文化と生態バランスを破壊し始めている。ユネスコが「観光」を世界遺産に対する四つの大きな脅威の一つとしたのにもうなずけるものがある。

今年のゴールデンウィークにも「世界遺産」は欠かせないが、今回は、パソコンの前でGoogle Earthの上空飛行で世界遺産を俯瞰したり、TBSの「世界遺産」やNHKの「世界遺産100」、「探検ロマン世界遺産」などのDVDを見たりして、「世界遺産」に対して改めて深く考えることにしようと思う。

「世界遺産」は依然として一生の憧れであるが、自分の心の楽園を踏みにじる気持ちにはなれない。それを深く深く心の中にしまって、永遠の神聖な領域にしようと思うのだ。

 

→今日私は東京を離れ、カナダに留学に行きます。上海から東京に来て、三年間私と一緒だった「東京流行通訊」に、心から「ありがとう」を申し上げます。【東京 游子吟

←世界はますます狭く、人の心はますます近くなります。世界のどこにいても、我々はあなたの忠実な伴侶として、あなたと共に人生の有益な時間を過ごしたいと願っています。

→私は出張が多いので、メールマガジンがいつもメールボックスにたまっていて詳しく読むことができません。携帯型電子機器による閲読が次第に主流になってきていますが、貴メルマガではそれに対応する形式をお考えでしょうか?【上饒 李秀賢

←以前、我々はPDA形式のメルマガを発行したことがあります。現在の各種携帯型電子機器の規格はまだ統一されていないので、我々はその発展を注視して、適切な対応方針を検討しようと思っています。

→多くのサイトが貴メルマガの文章を転載しています。貴メルマガでも、他のメディアの日本に関する情報を転載して、お互いに補い合うようにしたらいかがでしょうか?【安渓 袁鐘

←「東京流行通訊」の公式サイトは今年から、日本に関するニュースや感想などを誰でも自由に発表できる2.0サイトにバージョンアップしています。みなさんが参加してくださるのを歓迎します!

編集部からのお知らせ
●Yahoo!JAPAN週刊特集Vol. 8の「今週のメルマガ」のコーナーで、「週刊東京流行通訊」が紹介されました。(掲載期間4月4日〜5月8日)

●4月28日から5月8日までは「ゴールデンウィーク」です。本メルマガは5月4日(金)は休刊とし、次回は5月11日の発行になります。

 
 
1人の作家による新聞連載漫画記録
通算44年にわたり、東京新聞に連載が続いた佃公彦さんの朝刊漫画「ほのぼの君」が今年3月8日終了した。連載は15451回にも上り、漫画を配信している新聞三社連合によると、1人の作家の新聞連載漫画として国内最長記録である。
 
 
 
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