2006年11月24日第45号(通巻第61号) 毎週金曜日発行 ブログ 中文簡体 中文繁体
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ファッション・イベント

新しいネイルアートの登場

ネイルアートをしたことのある女性は誰でも、塗ったばかりの時はきれいなのにすぐに剥がれてしまうことに不満を持っていると思う。特にパソコンで入力をしたり、あるいは食事を作ったりしていると、二、三日で目も当てられない状態になってしまう。そのために、日常わざわざ爪の手入れをしようという人はあまり多くない。

ところが最近、南アフリカ発の新型ネイルアート製品、「バイオスカルプチュアジェル」が日本に上陸して人気を呼んでいる。一体普通のネイルアートとどう違うのだろう?人気の秘密はどこにあるのだろう?

第一に、爪の表面にジェルを塗った後UVランプで乾燥させるのだが、こうすると爪への負担が軽減され、爪が強化されると共に自由に長さを出すことができる。まるで何もつけていないように、軽快で自然な感覚だと、なかなか好評である。

第二に、ネイルアートを施す過程でいやなにおいがせず、落としたい時は溶液で簡単に除去することができる。上品な雰囲気の透明感と美しい光沢があって、ネイルアートが完成した後すぐに手を使うことができる(普通のネイルアートのように乾いて色が透明になるまで待つ必要がない)。

第三に、柔軟性があって折れにくく長持ちする。何日かして伸びた爪を整えるのも簡単である。小さな爪に豪華な3Dネイルアートを付けることもでき、耐久性が高い(色は三週間から一ヶ月もつ)。

真のネイルアートを実現できる「バイオスカルプチュアジェル」。二枚爪の人や爪が弱くて何も付けられなかった人、自然な感覚なネイルアートが好きな人、色が落ちたり剥がれたりするのが気になる人、人口爪で自分の爪を傷つけてしまった人……、南アフリカに移り住んでいる、美容意識の高いヨーロッパ女性たちが愛用しているこの新型ネイルアートジェルを今すぐ試してみてほしい。(本文は雑誌「L25」の関連記事をリライトした)
松下美智子公式サイト http://www.matsushita-michiko.com/
 
家電製品・IT情報

音とスポーツ融合の時代

ジョギングをする人4人のうち3人までが音楽を聞きながらという時代になった。「iPod」と共にトレーニングを楽しんでいる人も多いだろうが、このたび本当に音楽でトレーニングの楽しさを感じる武器が登場した。

それは、先日に日本で発売になった「Apple Nike+ iPod Sport kit」である。シューズの内部に取り付けるセンサーと、iPodに取り付けるレシーバー、およびNike+対応シューズで構成される。iPod Sport kit でiPod nanoに接続すると、iPod nano内にランニングやエクササイズの記録を保存することができる。

ジョギング中は、もちろんお気に入りの曲を再生できる。またiPod nanoのセンターボタンを長押しすると、あらかじめ登録しておいた「パワーソング」を瞬時に再生させることが可能で、音楽と共に走行距離や消化カロリーがアナウンスされ、時々「がんばれ!」、「もう少し!」などと励ましてくれるので、ペースを上げたい時には効果的だ。

アナウンスの声は男性と女性を選ぶことができる。走り終わったら距離、時間、速度ペース、消費カロリーなどの運動で使った基本データを確認できる。また、iPod nanoに記録したデータをnikeplus.comのサイトに転送すると、今までの結果を調べて、平均値や今回の結果との差、目標値などを図表で示してくれ、ジョギング中にいつ「パワーソング」を聴いたかという情報まで表示される。

「Apple Nike+ iPod Sport kit」には、50人までの世界のユーザのチャレンジ画面を登録することができる。仲間たちと一緒に目標を立てたり距離を競争したりもできるし、ランキングの変化や首位と自分の差を確認したりすることもできる。また、世界のユーザの記録を年齢別、国籍別、男女別でランキングして、自分の世界におけるランキングを知ることもできる。
Nike+ iPod公式サイト http://www.apple.com/jp/ipod/nike/
 
車・ドライブ・F1

手のひらサイズのナビゲータ

11月20日、三洋電機の手のひらサイズのナビゲーションシステム「ミニゴリラNV-SD10DT」が発売された。幅14.1cm、奥行き2.5cm、高さ8.3cmで、液晶画面は4.5インチである。地図情報が1GBのフラッシュメモリに収録されている。

交差点や高速道路の入り口、ジャンクションなどに接近したときに拡大表示される他、約150万件の住所検索と約200万件のジャンル検索が可能で、周辺施設検索、電話番号検索、および50音施設検索なども備えた優れものである。

地図データが内蔵メモリなのですばやく検索することができ、内臓スピーカーで音声ガイドもしてくれるので、安心して快適なドライブを楽しむことができる。また、GPSアンテナを本体に内蔵しているので、他の車への載せ換えも非常に簡単だ。

また、地上デジタル放送を受信可能なワンセグチューナーを備えており、どこでも安定した映像のテレビ番組を楽しめる。この他、急加速や急減速、長すぎるアイドリングなどを警告する「エコドライブ情報U」や、使用を制限する暗証番号機能も備えている。

HDDやDVDタイプのような駆動メカが不要なため、小型で軽量化された手のひらサイズとなっており、リュックなどに入れて気軽に持ち運べる。車内でも、家でも、電車の中でも、場所を選ばず簡単にワンセグの魅力を味わうことができる。
(C)2006 SANYO Car Electronics Co., Ltd.
ミニゴリラ公式サイト http://www.sanyo-car.co.jp/minigorilla/index.html
 
イベント掲示板
11月24日(金)上海喜劇「七十二家房客」 新国立劇場
上海人民滑稽劇団の来日公演。笑いに満ちたドタバタ喜劇。日本語字幕付き。
11月25日(土)「京都国際マンガミュージアム」 京都市
歴史的なマンガから世界各国のマンガまで20万点を保存。世界のマンガ展開催。
11月26日(日)「第26回ジャパンカップ」 東京競馬場
海外から招待された強豪も参加するG1レース。ディープインパクトも出場!
11月27日(月)「Light Up Christmas In SHIBUYA’06 」
冬の渋谷をロマンチックに飾る毎年恒例のイルミネーション。様々なイベントも。
11月28日(火)「ふじやま温泉」オープン 富士急ハイランド
日本最大級の“純木造浴室”を持つ純和風天然温泉施設。富士山の絶景が眺められる。
11月29日(水)「WE WILL ROCK YOU」 新宿コマ劇場
全世界500万人が熱狂した世界一熱いロック・ミュージカル。
11月30日(木)「NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」
世界のフィギュアスケーターがそろうこの大会。誰が賞をとるか?
日本のナンバーワ

日本一高い耳かき
東京巣鴨とげぬき地蔵尊境内にある「原田商店」は昭和20年代初頭からある手作り耳かき一筋のお店です。980円、1550円、1980円、2980円の四種類があり、2980円は日本一高価です。耳の形は人それぞれなので、購入したその場で調整してくれ、ほとんどがオーダーメイド状態。

日本一長いアイス
東京上野のアメ横にある韓国食材店に「UENO 33 ICE」というアイスが、名前の通り確かに33cmある。これは世界一長いアイス(?)でもあるのだ。味はバニラ・チョコ・ミックスの三種類で、なんと一つ250円という破格であるから驚きだ。食べるのにもコツがいるが、作るのはもっと難しい。

地価最も安い場所
日本一地価が高い場所はどこでしょう?正解は東京都千代田区5番町で、1u240万円。北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内の地価は1u800円と日本一安い。一位との差はなんと3000倍である。札幌からバス・電車で3時間の人口300人ののどかな村だそうです。

→長い間ずっと心から楽しんで購読してきた「東京流行通訊」に小さなお願いです。読者との交流を増やしてください。このすばらしいメールマガジンを、情報を提供する媒体としてだけでなく、編集者と読者の心を結びつけるきずなにしてほしいのです。新しい一年、私は変わらずみなさんに熱狂的な声援を送ります!【北京 北川弘美

→私は「東京流行通訊」を毎号読んでいる忠実な読者です。カメラ付携帯電話用おもしろレンズの記事を読んで、こんな便利なものがどうして中国にはまだないのかなあと思いました。【上海 周潤傑

→東京で、年越しをするのにいいスポットをご存知ですか?例えば、どのレストランなら食事をしながら花火が見られるでしょう?【イタリア イーイー

【編集部からのお知らせ】

本メルマガの発行人である中嶌重富の著作、「56歳での起業。」が、トランスワールドジャパン社より出版されまして、只今絶賛発売中。勇気と元気を与えてくれる好著です。詳しいはアマゾンまで。

●国際交流基金の「日中交流センター」公式サイトは、日中間のより活発な交流のために「コミュニティサイト」として生まれ変わりました。11月開設の主要機能は「ゲームセンター」と「テレビ局」があります。本メルマガも、FLASH式の「月刊心連心マガジン」の最新号の企画制作に参加しました。
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先端技術・出版・雑学

無料コピーと広告

首都圏の大学で、無料で利用できるコピー機「タダコピ」が人気を集めている。

これはコピー用紙の裏面を使った新しいタイプの情報媒体である。大学のキャンパス内で賛助企業に対して情報発信スペース(コピー用紙の裏)を提供し、賛助企業は本来1枚10円のコピーサービスを無料にして学生を支援する。双方がメリットを得られて、一挙両得というわけである。

タダコピを発明したのは慶応大学と中央大学の5人の学生が作った株式会社オーシャナイズである。彼らはコピー用紙の裏にカラフルな企業広告を載せ、企業から1万枚の広告掲載料として40万円を徴収し、機械の設置費やコピー費などに充てている。

裏面の広告が透けないように厚めの紙を使い、あらかじめ広告を印刷しておく。コスト削減のために、紙はA4サイズに限定している。また、一人の学生に一枚の広告が届くような仕組みになっており、5枚コピーしたとしても同じ広告が5枚来ることはない。これによって広告の価値を高めているのだ。用紙トレイはロックされ、関係者以外は開けられないので、自分の持ってきた用紙に勝手に換えることはできない。

イベント参加者を募集する就職支援会社は、「ビラをまけば捨てられてしまうことが多い。コピー用紙として学生の手元に残るのは有用だ。」と述べ、都内の大手アパレル企業は、「我々の新規ブランドを直接女子大生にPRできる。」言う。大学生たちは無料なのに驚くと同時に、裏面の広告のデザインの美しさを絶賛している。

現在、慶応大学、一橋大学、東京大学、早稲田大学、法政大学などの首都圏の9大学に17台のコピー機を設置している。年度内には、関西圏の私立大学にも広め、最終的には100の大学に設置する予定である。
(C)2006 Oceanize.inc.
タダコピ公式サイト http://www.tadacopy.com/
 
ゲーム・キャラクター

消しゴムとフィギュアのコラボレーション

コクヨS&T株式会社と株式会社セイカが共同で設計、企画した、消しゴム「カドケシ」と人気キャラクター「たまごっち」のコラボレーション商品「消しゴム<たまごっちの住むカドケシ>」と「フィギュア<カドケシに住むたまごっち>」が昨日(11月23日)数量限定で発売された。

電子キャラクター「たまごっち」については説明の必要はないだろう。消しゴム「カドケシ」は、機能性とデザイン性を兼ね備えた斬新な消しゴムである。互い違いに並んだキューブの角が28個あり、独特な形状によって消しゴムが十分に活用されるようになっている。2003年5月発売以来、750万個も売れまくった。ニューヨーク近代美術館のMoMAデザインコレクションに選定され、2003年度グッドデザイン賞に輝き、国際交流基金が主催する「現代日本デザイン100選集」にも入選している。

【「消しゴム<たまごっちの住むカドケシ>」 】カドケシを構成する10個の小さなキューブの間の「お部屋」にぴたりとはまるサイズのたまごっちを配し、自分の気に入ったようにたまごっちを「お部屋」に入れることができる。カドケシの色は、ブルー、ピンク、イエローの三種類で、フィギュアはそれぞれの色のカドケシについて、「二階」には固定のキャラクター一体(人気のまめっち、めめっち、くちぱっちのうちの1体)、「一階」にはドアを開けないとわからないシークレットキャラクターが住んでいる。

【「フィギュア<カドケシに住むたまごっち>」】カドケシにディスプレイするキャラクターフィギュアのセットである。サイズはカドケシのキューブとキューブの間の「お部屋」にぴたりとはまるサイズで、「たまごっち」の人気キャラクター9種類の中から3体を1セットにしており、合計3タイプある。

(C)KOKUYO, BANDAI, WiZ 2006
コクヨプレスリリース http://www.kokuyo.co.jp/press/news/20061108-634.html
 
編集後記

あと一週間で、今年最後の月となる。十二月は昔から「師走」と呼ばれているが、この「先生も忙しく走り回る」という意味の言葉が形容するとおり、仕事の終わりと年末恒例の各種行事のために、一年で最も忙しい季節になる。誰もが一年の最後を心地よく美しく締めくくるために、走り回って仕事をこなすのだ。

新年を迎える準備も慌しい。各家庭はもちろん、街も、学校も、企業も、寺院も、お正月をすがすがしく迎えるために、身辺のほこりを取り除く「大掃除」を行う。だがどんなに忙しくても、一年の苦労を忘れるための「忘年会」を開くのは誰も忘れることがない。忘年会はまた、学生時代の旧友と久しぶりに再会する絶好のチャンスなので、誘い合って集まる人数もだんだん多くなり、一年で最も散財する集まりになる。

このように普段とは違った空気に包まれた十二月に、さらに賑わいを見せるのはクリスマス商戦である。近代に入ってから日本で盛んになったクリスマスは、すでに宗教の衣は脱ぎ捨てて、日本独特の「友達や恋人にプレゼントを贈る日」になっている。十二月のデパートは、クリスマス商戦だけでなく年末バーゲンもあり、実に賑やかである。街の市場では正月料理の食材や装飾品を売り出す店員たちが客に呼びかける大きな声が、鐘の音のように遠くまで響いている。

このように忙しく走り回って、とうとう大晦日の夜になる。人々は心に長寿を願い、年越しそばを食べ、「紅白歌合戦」などの伝統的なテレビ番組を見ながら一家だんらんを楽しみながら過ごす。近くの寺からはゆったりとした鐘の音が響き、新年の訪れを告げる。この「除夜の鐘」の思想は仏教から来ており、百八つある人の世の煩悩を捨てて、清らかな心で新年を迎えるという意味が含まれ、鐘は百八回撞かれる。最後の一つが鳴った時が真夜中の零時である。だが大都市では、寺の鐘の音より、西洋式の「汽笛の音」や「カウントダウン」の方に魅力を感じる若者たちも少なくないと思われる。これが現代日本の実情である。