現代社会では、スマートフォン、インテリジェント家電など、「スマート」や「インテリジェント」という言葉が非常に重要なキーワードになっている。さて今度は、「スマート飯(はん)」が発売されることになった。仕事をする人々はたいへん忙しく、ゆっくり食事をする暇もない。食事をしながらパソコンを見たり書類を調べたりする人、ランチタイムにも仕事で外を走り回っている人なども多い。この「スマート飯」は文具メーカー、タカラトミーグループのタカラトミーアーツが、これらの忙しい人々のために作ったランチウェアで、勉強中や交通機関で移動中にも片手で簡単に栄養を補うことができる。これはタカラトミーアーツの「おもしろお弁当シリーズ」の第一弾で、「従来のお弁当箱の概念を覆すような新しくておもしろい、そして食べやすいランチウェア」を目標としている。
「スマート飯」の操作は簡単で、筒状の本体を開けて中にご飯や具材やふりかけを入れてから閉じ、キャップをはめて、下に押し出しユニットをセットすれば、あっという間に完成する。食べる時はキャップを取って、下部を回転させると、好きな分量のご飯を出して食べることができる。片手で食べられ、もう一方の手ではマウスを操作したり、書類をめくったりすることができて、非常に「スマート」で便利である。一つで足りないと思ったら、専用の連結パーツでいくつもつなげることができる。すべての部品は分解して洗うことができるので、非常に衛生的だ。この「スマート飯」は9月13日に発売され、価格は840円である。男性向けと女性向けに、ブルーとオレンジを発売しているが、今後は子供向けのキャラクター商品も登場する予定だ。
「スマート飯」について、ネット上では賛否両論が出ている。洗うのがめんどうだという意見や、伝統的なおにぎりの形状が変わるのがいやという意見もあるが、実用性と利便性に期待する人も多い。筆者は女性だが、個人的には「スマート飯」の形が大型の口紅のように見えてちょっと抵抗がある。でも、自分が好きなご飯やおかずを入れて、外では買えない自分の好きな味のおにぎりを便利に食べられるのはちょっと面白そうなので、多くの人と同じように期待している。(秋桜執筆)