お台場は東京湾に臨み、開放的な港湾都市の雰囲気に満ちている。海浜公園にはシンボル的存在である小型の自由の女神像が立っている。フジテレビ本社がここに移転してから今年で15年になる。「テレビと視聴者が触れ合う場」をテーマとした「お台場合衆国」が、今年も盛夏の季節に開幕した。お台場合衆国とは、お台場にあるフジテレビが本社と周辺エリアを対外開放して各種のイベントを行うもので、この期間には入場券さえ買えば、普段はテレビを介して触れている二次元的平面世界の水面下の姿を近距離で体験することができるのだ。
2011年には、東日本大震災を背景として、「東日本復興」と「節電」をテーマに夏のお台場合衆国が開催された。今年はフジテレビがお台場に移転して15年という節目の年に当たるため、「新時代NEXT!」というテーマを掲げ、「明るく!楽しく!希望に満ち溢れる」をモットーとしたお台場合衆国が開催されている。
今年のお台場合衆国は、7月14日から9月2日まで開催される。プログラムは、フジテレビのホームページで見ることができる。視聴者の投票で選ばれた最も期待される人気歌手が、毎日交代でライブをする朝のプログラム「めざましライブ」、爽やかな気分にしてくれる「足水」、人気番組ネプリーグの「トロッコアドベンチャー」の再現などがあり、「ワンピース」ファンを熱狂させること間違いなしなのは、フィギュアやグッズの販売店や超特大のしらほし姫のすべり台がある「しらほしマーメイドパーク」である。様々なイベントが目白押しだが、グルメ企画も満載だ。グルメイベントとしては、「フジテレビ番組対抗カレー選手権」が行われる。来場者はカレーを食べて、おいしかったものに投票することができる。子どものための「キッズカフェママトコ」も開設され、東北の被災県、岩手、宮城、福島の料理を提供するみちのく食堂も開かれる。
楽しいイベントとおいしいグルメが、夏の「お台場合衆国」にはたくさん詰まっている。さっそく友だちを誘って、夏の思い出をつくりに出かけよう。この記事と写真を見るだけでは心から楽しむことはむずかしいので、やっぱり出かけていって、直接心と体で感じることが一番だ!(李薊執筆)