【合羽橋の概要】上野と浅草の間にある道具街で、800メートルの長さの道の両側に、170余りの店舗が並んでいる。調理器具、包装材、台所用具、食品サンプル、調理衣装など様々な商品があり、日本一の専門調理道具街という名に値する。日曜日と祝日は、30%ほどの店舗しか営業していない。毎年10月9日の「道具の日」前後には道具まつりが開催され、道具市や露天の店が並んでたいへんにぎやかである。
【合羽橋の歴史】今から二百年ほど前、合羽川太郎という人が、このあたりの排水溝が狭くて水害が発生しやすいので、私財を投げ打って掘割工事をした。隅田川の河童たちが工事の進度が遅いのを見て、毎晩工事を手伝った。これが合羽橋(河童と発音が同じ)の商売が発展した起源とされている。今日の道具街は1912年に始まり、最初の商人たちはここに集まって農具や生活用品などの古道具を売り買いしたという。
【様々な商品】道具街では、お菓子やパンを作る機械、和洋中の食器、陶磁器、漆器、飲食店の用具、包装用品、容器、装飾品、食品サンプル、調理衣装、看板、のれん、竹製品、お菓子の材料、飲食店の食材、お菓子の卸売、日本/西洋の家具、厨房設備、冷蔵庫、ガラスケース、展示ケース、店舗の設計施工などを扱っている。(姚遠撮影、執筆)
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タイトル:「出会い」 場所:台東区生涯学習センター前 撮影のポイント:情景に出会って即座にシャッターを切った。被写体を見つけて、できるだけ近くまで走り寄ったが、河童の全身をカメラに収めたかったので、やや姿勢を低くして子供の視線にし、河童の無邪気な様子を際立たせた。 使用フィルタ:Hefe+彩度+円形のぼかし(河童の服の質感を強調する。フレームの装飾効果。) | |
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タイトル:「バルコニー」 場所:菊屋橋交差点 撮影のポイント:個性的な「コーヒーカップ」バルコニーだけを撮影しても、なかなかのインパクトがある。だが、あえて街路灯や消火栓の看板を画面に入れ、左右の対比と相互作用を出して印象を強めた。 使用フィルタ:Sutro+彩度(左側に黒雲が湧き出る感じを出し、右側のコーヒーカップのバルコニーを際立たせる。) | |
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タイトル:「道の果てに」 場所:合羽橋交差点 撮影のポイント:この場面を選んだ最大の理由は、遙か遠方の東京スカイツリーとその前を左右に交錯する電線である。通りの遠近感と近景で挨拶し合う近隣の人々。物語性のある日常の情景である。 使用フィルタ:Lo-fi+彩度(近景と遠景の対比を際立たせる。フレームの装飾効果。) | |
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タイトル:「儀仗隊」 場所:合羽橋北交差点 撮影のポイント:大学生の鼓笛隊が行進する場面。列の後ろに立ち、画面の中心をぴったり合わせ、ほぼ完全なバランスの対称的構図を作り出す。モノクロにすると、半世紀前の場面を見るような写真になった。 使用フィルタ:Inkwell+彩度(「レトロ写真」の雰囲気を誇張する。写真から時代感が溢れている。) | |