結婚式の日の女性は人生で最も美しいと言われる。厳かな式場で、親戚や友人の祝福の声の中、純白のウエディングドレスに身を包んだ花嫁の顔に美しい微笑みが溢れる。その情景にぴったりのメイクとヘアスタイルが、彼女の美しさを倍加させるのは間違いない。ウエディングメイクの良し悪しは、メイクアップアーティストのセンスによって決まる。そして今日みなさんにご紹介するさいとうあやこさんこそ、美のセンスを身に付けたトップクラスのメイクアップアーティストなのである。
さいとうさんは資生堂のメイクアップアーティストとして活躍した後、独立した。現在は花嫁たちのメイクを担当して、日本各地や、海外の結婚式として最も人気のあるハワイなどのリゾートを奔走している。多くのスターたちも彼女の顧客である。さいとうさんは、日本のウエディングメイクの代表的人物と言えるだろう。また彼女自身も優雅で美しく、肌のケアを重視しており、50歳を目前にしているのに、彼女の顔には歳月の痕跡が見られない。
東京の高級住宅街、広尾駅の近くに、「メイクマリエ」というメイクスタジオがある。これはさいとうさんが経営するスタジオで、シンプルで現代的な気分が溢れる内装と装飾がほどこされ、花嫁になる女性たちが来るのを待っている。西洋式であっても、日本の伝統的な結婚式であっても、さいとうさんは常に婚礼の雰囲気にぴったりで、花嫁の美しさを最大限に引き出すメイクとヘアスタイルを創り出している。
さいとうさんのメイクはうっとりするような美しさがあり、特に目のメイクがたいへん美しく、人々の賞賛を浴びている。このことについて彼女は、「どんな瞬間も花嫁が美しいたたずまいでいられるようにと、いつもそのことを思いながらメイクをしています」と言う。また彼女は、いろいろな色が入ったメイクボックスには無限の可能性があり、花嫁たちはきっと自分のための色に出会って、永遠に色あせることのないすばらしい一日を過ごすことができると考えている。メイクもヘアスタイルも、誰もが同じなのではなく、それぞれの花嫁に合わせて決めるというのが彼女のコンセプトである。
「メイクマリエ」のホームページには、こんなメッセージが書かれている。「その日、花嫁に誰よりも輝いてもらうために、綺麗になってもらうために、そしてなによりしあわせになるために、私たちメイクマリエは、自分の姉や妹を送り出すように、花嫁を最高のステージへとお届けします。」これこそ「メイクマリエ」の経営理念であり、さいとうあやこさんが心から願っていることなのである。(秋桜執筆)