イルカは、「水の中の妖精」という言葉がぴったりの動物だ。柔和で美しく優雅な姿と、不思議な知恵や超能力とで、いつも我々に驚きと喜びを与えてくれる。可能であれば、夜はイルカと一緒に眠りにつき、朝はイルカの優しい声で目を覚ましたいものだ。それはどんなに贅沢な体験だろうか。今、横浜市の八景島では、イルカと一緒に夜を過ごすという願いを実現できるのだ!
これは、毎回女性のみ20名限定の特別海洋イベントで、参加者は二週間以上前にネットで予約しなければならず、希望者が多い場合は抽選になる。幸運を引き当てた人は、夢にまで見たイルカの世界に入り込むことができる。昼間ここは、太陽の光がいっぱいの、屋根のない水族館だが、夕日が西に沈むと情景が一変する。夜8時に、水族館「ドルフィンファンタジー」に集合。この頃には、八景島の他の施設はみな営業を終えており、その場所を独占できるようないい気分になれる。
トンネルのような会場に入ると、頭上で楽しそうに泳ぎ回るさまざまな魚やイルカが迎えてくれる。柔らかなブルーの光が水底を照らして、ちょっとロマンチックな気分である。もともとは来館者が歩く通路にテーブルや椅子を置いたもので、8時半になると夕食の時間になる。水族館ではサラダ、サンドイッチ、スイーツ、ドリンクなどを用意しているので、おいしいものを食べながら夢のように美しいイルカとの夜を楽しむことができる。 もちろんこれだけではない。
おいしい食べ物と美しい情景の他に、女性たちが大好きな美容用品も提供される。例えばパナソニックの目もとエステとハンディミストで、ゆったりした空間の中で心身ともにリラックスしながら、女性にとって忘れてはならないお肌の手入れをすることができ、仕事で忙しい女性に、徹頭徹尾満足できる夜を与えてくれるのだ。夜11時に消灯となった後は、リクライニングシートに横になってイルカが泳ぐのを静かに感じることができる。より心地よい体験ができるように、枕元にはポプリのサシェが置かれるが、癒し効果のあるフローラル系、リラックス効果のあるハーブ系、リフレッシュ効果のある柑橘系などがあり、自分の好きな種類を選んで、記念品として持ち帰ることも可能だ。また、希望する人は早朝4時半に起きて日の出を見て、一日の日程をさらに充実させることもできるが、寒くないように保温には充分気を付けてほしい。朝食は7時半。イルカとさよならをして、八景島のレストランラグーンヒルで朝食をとる。
このプログラムに、心動かされた人も多いことだろう。最近ちょっと疲れているという人は、ここに来てイルカに心身を癒してもらってはどうだろうか。場所:神奈川県横浜市金沢区八景島 日程:11/2、11/9、11/13、11/16(Michelle執筆)